シリーズ第3弾!。
2023年4月14日にカプコンから発売された「ロックマンエグゼ アドバンスドコレクション」。
今回紹介する「ロックマンエグゼ3」では過去シリーズに負けない個性豊かなネットナビ、さらにロックマンシリーズではお馴染みのあのキャラクターも登場するんだ。
本記事では彼らの魅力溢れるネットナビをモデルにしたロックマンシリーズについて、その能力や特徴を解説していこうと思う。
なお一部、ネタバレに繋がる内容も含まれているので一通りクリアした後にこの記事を読むことを推奨します。
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パンク
「3 」のBLACKバージョンにのみ登場する名人が操るネットナビ。
全体的にトゲトゲしてい長めのモヒカン(トサカ?)に左手のチェーンが特徴的で動きが読みづらいトリッキーな攻撃をしてくる。
肩の盾に閉じ籠ってトゲトゲのローラー状になってアタックする「マッドローラー」はブレイク性能の攻撃を当てないとダメージが与えられない。
他にも前方からの攻撃を盾で防御しつつ左手のチェーンを伸ばして相手を背後から攻撃する「シールド&チェーン」。
肩の盾を投げつける「ダブルゴーラウンド」など攻撃パターンが多彩で他のネットナビにも引けを取らないクセを持つ。
ちなみに倒してもチップはもらえずゼニーしかでない・・・。
パンク自身がしゃべる描写はないけど漫画版だとテンション高くなったと思ったら泣いてわざとスキを見せて不意打ちを行ったりと割と手段は選ばない戦い方もしていた(これはロックマンの実力を見るためだけかもしれないけどね)。
コマンド入力で攻撃が変わるナビチップ
元々はイベント限定チップだったけど「アドバンスドコレクション」なら使うことができるようになる。
このナビチップは他のチップとは違って入力するコマンドによって攻撃モーション、威力が変化するクセのあるチップ。
何も入力しなければローラーに変化して一番下の列に移動してから前方へ進み、近い敵と列が合うと上に方向転換に動いてアタックする「マッドローラー」は攻撃力180。
HPが1/4以下だと「マッドローラー」が相手のエリアを上下に蛇行しながらアタックしていく攻撃「ウェーブマッドローラー」になる。
この「ウェーブマッドローラー」は普通に使うと攻撃力180だけど「名人のリストバンド」というアイテムを持っていればHP残量関係無しで使用できかつ攻撃力が360になる。
技が出る前に「B+←」のコマンドを入力でパンクがシールドを構えると同時に後ろに左手のチェーンを伸ばして相手を背後から攻撃する「シールド&チェーン」。
横一列のみと攻撃範囲が狭いのが難だけど攻撃力は400とこのチップの中では一番高い威力。
自エリア最後列でロックマンのバスターのチャージショットが溜まっている時に使用するとパンクが自エリア最前列に移動し、両手でワイドソードのような範囲の攻撃を2回行う「パンクチェーン」。
攻撃力は1回100を2回、つまり200ダメージを与えられる。
さらに「名人のリストバンド」を所持かつパンクチェーン中に「↓→↓→」コマンドを入力すると追加でマッドローラーと同じ動きをするローラーを2つ飛ばす「ダブルゴーラウンド」を使う。
それぞれ100つまり200ダメージでパンクチェーンと合わせて400ダメージを与えられる。
ロックマンキラー第二号
元ネタは「ロックマンワールド3」に登場したロックマンキラー二号のパンクがモデルになっている。
ロックマンキラーとはワイリーがロックマンを倒すために開発した3体のロボットでそれぞれエンカー、パンク、バラードが存在する。
そのうちの一体が「エグゼ3」にも登場するパンク。
あいにく僕は存在自体は知っているけど実際に戦ったことが無いから「エグゼ3」との違いは外見のデザインしか判断できないけどほぼ原作に近いデザインをしている。
デザインは左手がチェーンに変わっているぐらいでほぼオリジナルに忠実。
フラッシュマン
WWWに所属する、西古レイが所有するネットナビ。
テトラコード(初期型インターネット・プロトを封印していたプロテクトを解除するデータ)奪取のため、熱斗くんの通う秋原小学校を襲撃する。
たまたま運悪くデカオが忘れた宿題のフロッピーを回収した帰りに校長室で鉢合わせてしまった。
この時フラッシュマンが光を放って相手に催眠術をかける「ヒプノシス・フラッシュ」。
この光で催眠術にかかったメイルちゃん達を助けるために熱斗くんが動き出す。
この光は隣のクラスの生徒から拝借した日傘で防いでノートパソコンへプラグインしフラッシュマンと戦うことになる。
戦闘自体は最初のボスということもあってそこまで強くないけど動きが素早く、敵を追尾する電球弾を発射する「ネオンライト」や横T字に放電する「スパークアーム」など追尾や攻撃範囲の広い技に麻痺状態になるものもあったりと油断できない相手だ。
序盤から使える優秀なナビチップ
ナビチップとしては出現したフラッシュマンが強烈な光を発して全ての敵に攻撃を行う。
攻撃力はV3で90とちょっと頼りないけどこのナビチップの真価はそこじゃない。
このチップは全ての敵に対して攻撃が当たる上、麻痺状態にできる。
しかも相手がインビジブル状態であっても関係なくさらにブレイク性能持ちの特性があるんだ。
火力の低さは他のチップでカバーすればいいし麻痺状態になった敵に攻撃を叩きこめば大ダメージを与えれる優秀なナビチップ。
ロックマン2に登場するフラッシュマン
元ネタになったのは「ロックマン2」に登場する「時間を制する」という難解なテーマに挑んだワイリーが完成させたロボットが元になっている。
周辺の光の速度を操ることで自分以外の主観時間を引き延ばすことができる特殊武器「タイムストッパー」を使ってくる。
このフラッシュマン自体はそこまで苦戦はしないけど時間を止めてくるのが面倒。
動きを把握するまではノーダメージでクリアするのは難しいかもね。
「ロックマン2」のフラッシュマンと比較すると「エグゼ3」版のフラッシュマンも外見のデザインはほぼ同じ。
ただ使ってくる攻撃がちょっと違く時間と止める「ロックマン2」のフラッシュマンに対し電気攻撃でロックマンの動きを止める「エグゼ3」と攻撃手段は違うけどロックマンの動きを止める技を使ってくる点は共通している。
メタルマン
よかよか村の旅館うらかわのおみやげ屋を営んでいる白泉たま子が使用するネットナビ。
巨大な歯車を体中に付けていて他のネットナビに比べて体が大きいのが特徴。
戦闘だと拳で叩きつける「メタルフィスト」やノコギリ型のブーメラン「メタルブレード」、3発のミサイルを発射する「メタルミサイル」攻撃をしてくる。
一つ一つの攻撃は比較的避けやすいけどフィールドに設置された歯車が邪魔で動きが制限される。
作中ではメタルマンと会話するシーンは無いけど無口だがいじめっ子が旅館に来ると懲らしめてくれる優しい性格みたい。
実は動かせるメタルマン
ナビチップとしては出現したメタルマンが目の前の1マスに拳で叩きつける「メタルフィスト」攻撃をする。
これだけだとちょっと物足りないけどV3は攻撃力160と高くブレイク性能持ちなのが特徴。
実は発動後にAボタンを押しっぱなしで十字キーでメタルマンをある程度、移動させることができる。
といっても移動距離は短いため敵がある程度、近くにいた状態でチップを使うことがおすすめ。
純粋な戦闘ロボット
元ネタは「ロックマン2」に登場したワイリーが初めて作成した純粋な戦闘用ロボット。
8方向に撃ち分けが可能なセラミカルチタン製の回転ノコギリ「メタルブレード」を投げつけてくる。
このメタルブレードを避けることよりも、ステージに配置されたベルトコンベアの方向が切り替わることに注意が必要なんだ。
うっかりすると足元をすくわれれるし。
設定上はロックバスターに弱いとされているけど、実際にプレイしてみるとそうでもなかったぞ。
「エグゼ3」版との外見上の共通点は歯車のデザインあるという程度。体の大きさも全然違うし。
攻撃手段は「メタルブレード」を飛ばすのが共通しているけど「エグゼ3」版は拳で攻撃したりと明らかな違いもある。
変更された点でいえばベルトコンベアがフィールドに設置された歯車に変わったぐらい。
バブルマン
WWWに所属する自立型ネットナビ。
最新型食器浄水器「バブルウォッシュ」を利用して時限爆弾のような泡で人々を混乱させる事件を起こした張本人。
この泡にメイルちゃんとまりこ先生が閉じ込められ助け出すことになる羽目になる。
バブルマンは臆病かつ卑怯な手段でロックマンを惑わせなかなか対決する機会を与えられなかった。
実際、このバブルマンはロックマンが通れない細い道に逃げ込んだり道中、特殊な泡で道を塞いで時間稼ぎをしたりと何かとせこい。
これはロックマンを圧縮させたり、泡を壊せる「ブレイクニードル」をゲットすることで対処はできるけどかなり面倒だった。
しまいにはロックマンとの戦闘後に土下座し逃げようとしたし(ブルースにやられたけど)。
さらに亡霊ナビ戦(一度戦ったことがあるネットナビと特定の場所で戦闘ができること)の出現条件がロックマンの体力が最大HPの1/4以下じゃないと出現しないとかなりいやらしいヤツ。
バブルマンはオペレーターを持たない自立型であることから他のナビ達からいじめられていて今回の事件は自分をいじめたナビを見返すことがきっかけでWWWに加入したらしいけど、一切同情できなかったぐらい狡猾な性格だ。
戦闘だと常に最後列にいて穴から泡を定期的に発射してくる。
この泡自体はバスターでも破壊できるぐらいもろいけどたまに機雷が入っていたりと戦闘でも狡猾な戦略をしてくる。
HPは低めだけど泡が壁の役割もするし、ある程度HPを削ると泡が破られてもすぐに再生するバリアーの役割をしている「バブルラップ」を使ってくるなどボス戦の中でも苦戦必須な相手でもあるんだ。
強化チップで攻撃力を底上げ
バブルマンはナビチップとして、「アクアシュート」という水属性の銛攻撃を前方横一列に放つ攻撃をする。
この攻撃は範囲が狭く、攻撃力もV3では20とかなり低いけど、攻撃回数がV3で10回あり合計威力は200となかなかの威力。
一発当たりの威力の低さは「アクア+30」などの攻撃力を上げる強化系チップと組み合わせることでさらに威力を向上できる。
僕はほとんどバブルマンを使う機会がなかったけど後に炎属性のフレイムマンと戦う時にはお世話になったから炎属性の敵との戦闘で使うのがおすすめ。
ワイリーが初めて造った水中戦闘用ロボット
バブルマンの元ネタになったのは「ロックマン2」に登場する同名のロボット。
実は彼は世界最初の人型水中戦ロボットだけど、設計ミスにより水中を歩くことができずジャンプでしか移動できない(このロボットに限らずワイリーの開発は素晴らしいのが多いけど、何かしらの欠陥が多い)。
顔にシュノーケルグラスにマスク、足は泳ぎやすいようにヒレが付いているダイバーみたいな姿をしている。
戦闘では頭部から泡の中に硫酸が混ぜられた「バブルリード」攻撃や銛型のバスターを放ってくる。
ボスステージでは珍しく水中かつ触ると一発でゲームオーバーになるトゲが設置されている。
僕的にはバブルマンの攻撃より高くジャンプしすぎないように心配していたけどね。
泡とトゲに気をつければバスターだけでも攻略できるレベル。
外見はダイバーっぽいデザインや頭部やサングラスなど細かい箇所もエグゼ風にアレンジされていて共通点が多い。
しかも「エグゼ3」版のバブルマンは子供っぽいし。
攻撃は泡や銛を使ってくる点は同じ。ただ「エグゼ3」版のバブルマンは泡に包まれている。
これは「ロックマン2」のボスステージが水中なのを意識してそうなった可能性がある。
プラントマン
WWWに所属する自然を愛する少女・アネッタが所有するネットナビ。
「アネッタが所有する」って書いたけど実際はワイリーが彼女を騙して組織に引き入れた際に与えたナビなんだよね。
どっちかというアネッタのネットナビというよりワイリーのネットナビに近い。
その証拠にアネッタとプラントマンとの会話のやり取りを見ると言葉自体は優しいけどアネッタをそそのかし誘導するようなワードが目立つ。
オペレーターがネットナビを操るんじゃなくて逆にネットナビが人間を操っている歪んだ関係になっている。
「何でそんなことする必要があるんだ?」って話だけど、プラントマンの目的はアネッタを利用してデンサンシティの湾岸病院にある命の木をジャックし手術室にあるテトラコードを奪うために利用していたんだ(なんでそんな所にあるんだ?)。
おかげで手術中だった熱斗くんと友達になったばかりの「浦川まもる」が巻き込まれて大ピンチに。それを止めるためにロックマンと戦闘になるんだ。
戦闘だと横一列にトゲを飛ばしてくる「ローズニードル」や
ロックマンに向かってツタを伸ばし当たると動きが止まってしまう「プラントウィード」など植物っぽい攻撃が多い。
フラッシュマン並みの高性能チップ
ナビチップとしては相手エリアにいる全ての敵をツタで絡め上げる木属性の攻撃をする。
そこのしばらくの間、ツタによる締め付ける追撃を複数回行うけどその間敵は動けない上、ブレイク性能に対ユカシタ性能を持つため大抵の敵にはヒットし追撃のチャンスを生み出すことができる。
フラッシュマンほどじゃないけどプラントマンもコンボを決めることで真価を発揮するチップになっている。
植物園のマスコットキャラ
元ネタは「ロックマン6」で登場した植物管理用ロボットに迷彩塗装を施し戦闘用に改造された植物園のマスコットキャラだったロボット。
植物とは意思疎通ができるらしく花を踏まれると怒る。
怒るだけならまだマシだけど池原しげと氏の漫画版だと花瓶を落としてしまった部下を破壊している。
性格は花を愛し世界中を花でいっぱいにするロマンチックな夢を持っている。
ややナルシストな性格だけど花を愛しいるのは間違いないロボット。
戦闘だと花びら形の圧縮エネルギーで攻撃を跳ね返す「プラントバリア」で攻撃を仕掛けてくる。
ただプラントマンは攻撃パターンがシンプルだからそこまで強くはなかったかな。
下の画像は思いっきりプラントバリア当たっているけど。
デザインの共通点は背中に生えているトゲ付きのツタぐらい。
「エグゼ3」版のプラントマンの頭部が朝顔っぽいのに対して「ロックマン6」はラフレシアっぽい頭部になっている。
使ってくる技も全然違うし。一応「エグゼ3」にもプラントバリアみたいなのはあるけどこっちは葉っぱだし攻撃じゃなくてロックマンが当てた攻撃分HPが回復するのに使ってくるだけだし。
フレイムマン
WWWに所属する「エグゼ1」のファイアマン、「エグゼ2」のヒートマンに次ぐ火野ケンイチの第3のネットナビ。
ヒノケン(火野ケンイチのこと)は更生したと見せかけて熱斗くんを騙してプログラムを渡しそれが電脳世界を火の海に変え混乱を生むいわばサイバーテロを引き起こした。
騙されたことに気付いた熱斗くんはフレイムマンと迎え撃つ形になったんだ。
戦闘だと最後列に2ヶ所設置されているロウソクで炎の色が緑だと無敵になってダメージが通らない、赤なら少しずつフレイムマンのHPを回復するといった形でフレイムマンをサポートする。
フレイムマンは口から直線又は放射状に炎が広がる「ファイアブレス」を放つ。
今までヒノケンが使ってきたナビにしては戦略的な戦術だけどロウソクを定期的に攻撃しておけばそこまで難しい戦いじゃない。
コマンド入力で攻撃範囲を広げられる
ナビチップとしてはフレイムマンが前方一直線にフレイムタワーで攻撃する。
これだけだと「初代ロックマンエグゼ」にも登場したファイアマンと差が無いけどフレイムマンは十字キーを上又は下に入力すれば炎の向きを操作できるんだ。
また十字キー上+右上+右+右下+下と入力すれば炎が放射状に広がる。
敵の数や位置次第で攻撃を当てやすくなる柔軟さがこのフレイムマンはある。
旧型の火力発電ロボット
元ネタは「ロックマン6」に登場するフレイムマン。
頭にターバンを巻いたアラブっぽいデザインが特徴的。
この時代は太陽光発電のロボットが主流の中、フレイムマンは火力発電を用いた旧式のタイプ。
ただし太陽光発電型以上の性能と安定性があり、火の弾と火柱を出す強力な「フレイムブラスト」を使ってくる。
対処方が分かるまで苦労したボス。「ロックマン6」の中で僕はこのフレイムマンは苦手。
このフレイムマンの共通するデザインはほぼ皆無。
炎を使ってくるぐらいしか共通点がない。
ただ「エグゼ3」版で没になった資料はターバンが巻かれたフレイムマンがデザインになっているからこっちの方ががしっくりくるね。
ドリルマン
ドリルマンはDr.ワイリーが開発した自律型ネットナビ。
このネットナビはWWWが手に入れたテトラコードをインストールして科学省エリアで封印されたプロトのデータを奪った張本人でもあるんだ。
ワイリーがドリルマンに重要な任務を与えることから、彼のお気に入りのナビであることが伺える。
実は同じオペレーターを持たないバブルマンとは仲が良かったらしく仇を討つために自分を追ってきたロックマンと戦闘を行った。
戦闘だとドリルモードに変形して空間に穴が開いて横に3列に突進をしてくる。
このドリルモードが厄介で頻繁に使ってくるしブレイク系のチップじゃないとこっちの攻撃が通らないし回避が大変なんだ。
一応、ワイドソード系のチップならすれ違いざまに攻撃を当てることもできるけどフォルダのチップ次第だと積む可能性もある対処が難しい相手。
使い方次第では高威力が望める
ナビチップとしてはドリルマンが敵に向かってドリルでアタックし相手エリアのパネルにランダムで突き破って最後に3か所にランダムに落石で攻撃をする。
ランダム攻撃が多めなため確実性に乏しいけどエリアスチールなどで相手エリアを狭めれば命中率が上がるため安定したダメージを与えられる。
攻撃力はV3だと110。
全部当たれば300以上のダメージが期待できるから単体で使うより他のサポートチップと組み合わせて使うのがおすすめ。
工事現場で働いていた穴掘りロボット
元ネタは「ロックマン4」に登場した工事現場等で働いていた穴掘りロボットがモデル。
頭と両手がドリルになっていてこれで穴を掘って足元から奇襲をかけたりドリル状のミサイルを発射する「ドリルボム」を撃ってくる。
このドリルボムは弾速が速いしダメージもデカく回避が難しいけど地中に潜ってから地上に飛び出した後は隙があるからここが狙い目。
「エグゼ3」版とのデザインはほぼ同じ。
特徴的な頭や腕にプラスして肩や脚にもドリルが付いている。
攻撃が地中じゃなくて空間に穴を開けてドリルで突進してくるスタイルになっている。
コサック博士
物語序盤でデカオが宿題のフロッピーディスクを学校に行く前やデカオの弟チサオが駅前で道を尋ねてきた時に姿は確認できたけど、他愛のない会話程度で特に熱斗くんとの絡みは無かった。
本格的に関わってくるのはバブルウォッシュでメイルちゃん達が泡に閉じ込められプレスデータ(圧縮するデータ)を改造できる人を探している場面で出会う。
その腕前はかなりの物で熱斗くんの父、光祐一朗と同じかそれ以上の腕前だったんだ。
その正体はかつて科学省で働いていた技術者にして世界初の自立型ネットナビ「フォルテ」の開発者だったんだ。
ある日、初期型インターネット、プロトに異常が発生しプロトに接続した電子機器が誤作動を起こす事件が発生した。
当初この犯人はフォルテの仕業だと科学省は判断しデリートする判断が下され事件は一件落着するかに思われた。
ところが自体は解決するどころかむしろ悪化する一方でこの事件の犯人はプロトのものだと判明したんだ。
これがいわゆる「プロトの反乱」って奴。
その後、光熱斗の祖父の光正が開発したプロテクト「ガーディアン」で封印され事件は解決したけどフォルテの安否は不明。
それから十数年後。
ようやくフォルテの居場所を突き止めた彼はWWW基地の電脳世界でフォルテと再会するけど人間に対して憎しみの感情しか持ち合わせていなかったフォルテの「アースブレイカー」を受けコサックは重症を負ってしまう。
その後は病院に搬送されて一命はとりとめるが以降の動向は不明。
他のシリーズには現れず「エグゼ3」のみの登場になっている。
ゲーム版だとこれぐらいの出番だけど鷹岬諒氏の漫画版エグゼのコミック第4巻「ロックマンエグゼ外伝 フォルテ最強の証」ではこのプロトの反乱がおきる前のコサックとフォルテの絆が垣間見れる描写が描かれている。
また特別描き下ろし長編「フォルテ 再会の刻(とき)」が収録されたコミック「ロックマンワークス SSR(スーパースペシャルレア)」もお涙頂戴の展開になっているからフォルテファンは要チェック!。
元ネタはミハイル・セルゲイビッチ・コサック
元になったデザインは「ロックマン4」に登場するライト博士と並ぶ同名の天才科学者。
正式名称は「ミハイル・セルゲイビッチ・コサック」で「セルゲイビッチ」は一般的にはロシアやスラブ圏の人名に付けられる姓の一つ。
一人娘のカリンカをワイリーに人質に取られ、やむを得ずロックマンと戦う形になる。
よく誤解されがちだけど、鳥型のロボットビートはライト博士じゃなくてコサック博士が作ってロボットです。
外見のデザインはほぼ同じでオリジナルをそのままエグゼ風に合わせた感じになっている。
ちなみにカリンカはエグゼには登場していないけどデザイン自体は考えていたみたい。残念。
フォルテ
フォルテは「初代エグゼ」、「エグゼ2」にも登場したネットナビ。
フォルテについても前々回の記事でも元ネタは書いたけど今作でようやく本物がロックマンと絡んでいるからその辺りから紹介。
実はロックマンとちゃんと絡んでいるのが「エグゼ3」が初なんだ。
隠しボスとして「初代エグゼ」に登場し、「エグゼ2」はフォルテのコピーがロックマンたちと対決があったけど本物とのフォルテと対決するのはクリア後の展開だけ。
つまりパラレルワールドの立ち位置だから本物のフォルテと対決でき本編でもしっかり絡んでくるのが今作なんだ。
初登場はフレイムマン戦の後。
圧倒的な力でフレイムマンをデリートしそのままロックマンと戦闘に突入するけど特別なイベント戦ということもあって手も足も出ない状況で大ピンチに陥る。
この時は何とか助かったけどこのツケは最終決戦に持ち込み形でリベンジするんだ。
戦闘自体は過去シリーズとほぼ同じ。
光弾を高速で発射する「エアバースト」をメインにドリームオーラで守りを固めるスタイル。
ただこの後にラスボスのプロトを控えているせいかそこまで苦戦はしなかった。
実際ドリームオーラの数値は100だし。
ちなみに今作は人間に復讐する形でワイリーと手を組むことになった経緯がある。
その理由はプロトの復活を防ぐプログラム「プロテクト・ガーディアン」を破壊させることだけど、この後フォルテはプロトにワイリーと共に飲み込まれフェードアウトする。
次に登場するのはクリア後の。
正確にはエンディング後にプロトがデリートされた後も残骸に捕らわれたまま暗闇の世界にいたら獣のような咆哮が助ける形になる。
この咆哮の正体は「エグゼ2」に登場したゴスペルだったんだ。
クリア後のみに探索できるシークレットエリアの最深部にバグピーストレーダーがあってこれに「バグのかけら」を300個ツッコむと大量のバグのかけらで復活した「フォルテGS」として登場する。
この「GS」とは「ゴスペルスタイル」のことで強さは過去最高に手強い。
攻撃力もアップしドリームオーラも攻撃力200以下は完全シャットダウン。
特にフォルテの腕がゴスペルの顔に変化して光線を発射し広範囲に攻撃判定がある「バニジングワールド」を放ってくる。
フォルテの胸の傷
コサック博士の所でも書いた「プロトの反乱」。
フォルテは無実だったけど科学省が送り込んだ討伐対の中にいた彼を気に入らないナビがフォルテの胸にヒートブレードを刻みとどめをさそうとする。
その時フォルテの中に眠っていた他のナビの能力を吸収して自分のものにする「ゲット・アビリティ・プログラム」が発動してとどめを刺そうとしたナビを逆にデリートしたんだ。
これを境にフォルテはコサック博士、もとい人間に対して強い憎しみを抱くことになったんだ。
フォルテの胸に刻まれた傷はこの時についたもの。
この話はゲーム本編以外では鷹岬諒氏が書いたコミック第4巻「ロックマンエグゼ外伝 フォルテ最強の証」でも書かれているから気になる人はこっちも読んでみてほしい。
さらに胸の傷でいえば「ロックマンワークス SSR(スーパースペシャルレア)」でも触れられているのでこちらも要チェック!。
発動条件が面倒なナビチップ
フォルテのナビチップは能力自体は今までと同じく前方に光弾をランダムに発射する。
ただし今作では「ダークホール」を使わないとフォルテが呼べない面倒なシステムに成り下がっている。
前作より威力が上がっているとはいえ「エグゼ3」はフォルテチップが一枚しかないしギガクラスな上フォルテのチップは一枚しかない。
一方「エグゼ2」はフォルテチップを複数枚入れることができるしプログラムアドバンスも発動できる。
こう比べちゃうと物足りなさが否めないんだ。
この後紹介する「フォルテGS」チップの方がノーリスクで使えるし威力も高い所を考えちゃうと、どうしても使い勝手が悪い。
フォルテのリーサルウェポン「バニジングワールド」
こっちはマジで使える!。
本来はイベント限定のチップだけど「アドバンスドコレクション」なら序盤から使用可能なフォルテGS。
このチップは敵としても使っていた腕がゴスペルの頭部になって口から閃光を放つ「バニジングワールド」を使用する。
攻撃範囲も広いけどその攻撃力なんと700!。
これはどのチップよりも威力が高く、プログラムアドバンスさえも凌駕する。
この攻撃力プラス、ブレイク性能アリ、対インビジブル性能もあるし攻撃されたマスは全て穴パネルに変えてしまう。
しかもこのチップは通常のフォルテチップと違ってダークホールが必要ない
これが一番の魅力的な所でノーリスクでフォルテGSを使える。
あえてデメリットを上げるとこのチップに慣れると苦労して手に入れたフォルテチップが物足りなく感じることかな?。
光正
現在のインターネット技術の基盤を築いた超有名な科学者で実は光祐一朗の父親で熱斗くんから見るとおじいちゃんなんだ。
作中では既に故人だけど今作ではプロト戦の後に内部に隠されていたガーディアンのプロテクト中で精神データとして登場しプロト本体が目を覚まさないようにガーディアンを管理していた。
ところで孫である熱斗くんとロックマンと初対面しても自分の孫と分かっていた辺りは一族の絆が結ばれているからかな?。
実際ロックマンを見て一目で「こっちのナビは彩斗か?」と分かっていたし。
初代ロックマン、エックスの生みの親
元ネタになったキャラはロックマンとエックスの生みの親である「トーマス・ライト」。
ロボット工学の第一人者で数々の功績を挙げた「ロボット工学の父」でロックマン以外にもロールやラッシュなども彼が作ったんだ。
こっちのライト博士はロボット工学の第一人者に対して「エグゼ」の光正はインターネットの基礎を築いた人物とちょっと違っているけど、お互いの世界観で偉大な人物であることは共通している。
ちなみに「エグゼ」の世界ではワイリーがロボット工学の設定を引き継いでいる(ある意味、皮肉めいているかな)。
見た目のビジュアルはほぼ変化がない。
あごひげやふっくらした体形はかなりオリジナルに近い。というよりそのまんま。
設定では上で紹介した通りだけどそれ以外に
- 既に故人
- 精神データが存在している
この2点はロックマンエックスシリーズのトーマス・ライトの設定を引き継いでいる可能性が高い。
エックスシリーズではライト博士はカプセルの中で立体映像で登場してエックスにパワーアップパーツを与える。
映像といってもあらかじめ録画された映像じゃなくエックスの状況や世界観を把握している所を見ると精神的な部分がデータ化しネットワークから情報を読み取って現状を理解しているのかもしれない。
この技術だけでもだいぶすごい人物だけど、ライト博士はあまりにも天才過ぎたためかエックスの時代でも彼の技術力の高さに誰も理解できなかったみたい。
エックスを制作している頃は既にロックマンやロールなどの家族と呼ばれる者はいなく晩年は孤独だったようだ。
この辺りがちゃんと描かれた描写が少ないためその真意は定かじゃないけどなぜエックスを意図的に戦闘用ロボットに開発された経緯も知りたいね。
ダークマン
クリア後に行けるシークレットエリア1の番人を務める闇の殺し屋。
元々は「ウラの王」ことセレナードに戦いを挑んだけど敗北し再戦する際に「10,000体のナビをデリートする」ことを条件に出されロックマンは9634体目の獲物として戦闘をすることになる。
彼の戦闘スタイルはかなりいやらしい。
というのもこいつの攻撃は単体なら回避できるけど複数で攻撃を同時に仕掛けられると回避しにくい面倒な奴なんだ。
例えばダークマンがメインで使ってくるフレイムタワーやアイスウェーブ、キラービーム攻撃。
これにプラスしてロックマンのいるエリア上側に穴からコウモリを飛ばしてくる。
これが意外と攻撃時間が長いし回避に没頭していると普段だったら問題なく回避できるフレイムタワーなどが当たっちゃう確率が高まるんだ。
今までのネットナビと違ったトリッキーな攻撃をしてくるあたりはさすがといった所かな?。
ダークホールの代用
ナビチップとしてはダークマンが出現した後に相手エリア上部に穴が開いてコウモリで攻撃をする。
エリアスチールなどで相手エリアを狭めればコウモリの数が増える。
攻撃が終わると自エリアにダークホールが出現しこれを利用してフォルテチップを使う手もある。
ダークホール単体のチップを使うよりダークマンで攻撃した上でさらに追撃するのに使った手段がいいかも。
全4種類いるダークマン
元になったのは「ロックマン5」に登場する同名のロボット。
ロックマン暗殺を目的に開発されたロボットだけど全4体存在している。
それぞれデザインが異なるけど透明な頭部で電子機器が見えているのは共通している。
「エグゼ3」版との共通点は透明な頭部ぐらいでボディカラーも使ってくる技も全然違う。
エグゼシリーズは珍しい共通点が少ないナビだね。
ヤマトマン
クリア後に行けるシークレットエリア2で登場する自立型ネットナビ。
元々は科学省の精鋭部隊の隊長だったけどセレナードに戦いを挑んで敗北しそれ以降、セレナードの側近になった。
見た目と喋り方からして武人気質。
武人らしく忠義を重んじているせいかセレナードからも頼もしい男と評価されるほど信頼が厚い。
ただその性格からかやや暑苦しいく、そのことは熱斗くんから指摘されるぐらい暑い男だ。
一方で卑怯な戦法を使ってくるダークマンとは犬猿の仲みたい。
戦闘だと手に持っている槍を高速で突いてくる「サウザンドスピア」をメインに攻撃してくる。
槍での攻撃だけにリーチが長く縦3マスにも攻撃判定のある攻撃もしてくるからちょっと厄介。
しかもこっちがキャノン系やショット系の飛び道具を使うと槍を高速に回転させて跳ね返す「スピニングリフレクト」も曲者だ。
さらに厄介なのがヤマトマンはある程度HPが減ってくると「アシガルゾウエン」という小さなアシガルを召喚してロックマンのいるエリアを奪ってくる。
攻守共に優秀な所はセレナードから信頼を得ているのは伊達じゃないといったところ。
攻撃範囲が広いソード系の攻撃
ナビチップとしてはヤマトマンが前方2マス先に縦3マスの連続突き「サウザンドスピア」と正面3マスを貫く「ストレートスピア」攻撃をする。
攻撃範囲がややクセがあるけど攻撃中はABボタンを交互に連打するとヒット数を増やすことができる。
ちなみにこの槍はソード性能持ち。
武者デザインのロボット
元になったのは「ロックマン6」に登場する武者型のロボット、ヤマトマンが元ネタになっている。
一見すると重そうな鎧で防御は高そうけどかなり軽く見た目より防御は低いらしいけどゲームをやっていてそこまで防御力が低いと感じたことは無い。
槍の名手で槍を回して槍を飛ばす「ヤマトスピア」をよく使ってくる。
漫画版、池原氏の作品では弱点の「シルバートマホーク」をまともに食らっても怯むことなくロックマンを追い込んだ強敵。
最後は槍でとどめを刺そうとした姿勢で機能停止した姿はまるで弁慶の立ち往生のような光景を見せてくれた。
外見のデザインはそこまで変わってなく色が水色に変更されたぐらいで鎧武者のデザインは共通している。
使ってくる技は「エグゼ3」は槍で突いてくる攻撃がメインに対して「6」はヤマトスピアの飛び道具がメイン。
ただ「エグゼ3」はロックマンの飛び道具を反射する「スピニングリフレクト」を使ってくる点は原作からインスピレーションを得ているのかもしれない。
エグゼ3はロックマン2、6からのデザインが多い
今回「ロックマンエグゼ3」で登場するナビやキャラの元になったシリーズをまとめてみると以下のようになる。
シリーズ | 名前 |
初代ロックマン | 光正 |
ロックマン2 | フラッシュマン メタルマン バブルマン |
ロックマン4 | ドリルマン コサック |
ロックマン5 | ダークマン |
ロックマン6 | プラントマン フレイムマン ヤマトマン |
ロックマン7 | フォルテ |
ワールド3 | パンク |
「2」、「6」が中心で「初代エグゼ」や「エグゼ2」と比べるとやや偏っているのが特徴。
個人的には「エグゼ3」が好きなシリーズだし僕が好きな「ロックマン6」からのデザインが多いのも好きなポイントなんだ。
何よりライト博士やコサック博士が登場するのもロックマンファンとしてはうれしい所だよね。
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