久しぶりの真・女神転生3の記事。
今回は「デビルメイクライ」からゲスト出演した「ダンテ」が覚えるスキルやセリフ、演出面など小ネタが多かったのでその元ネタについて紹介しようと。
ベースになっているのがデビルメイクライシリーズ「1」、「2」が元ネタで、一通り遊んでみないと分かりにくいから、ちょっとマニアックになってしまうかもしれないので、事前に「デビルメイクライ」をプレイした後に、この記事を読むのがおすすめ。
デビルメイクライとは?
このブログを始めて初期の時期にも記事にしたから簡単に説明すると、悪魔を倒すデビルハンター「ダンテ」をプレイヤーが操作して悪魔を倒すアクションゲームといった感じ。ダンテは「Devil May Cry」という表向きは便利屋だけど、悪魔狩りをしていて、その正体は半人半魔の悪魔狩人で、伝説の魔剣士スパーダの息子でもあるんだ。幼いころに母エヴァと双子の兄バージルを亡くし、その仇を討つために日々悪魔を狩る生活をしている。
このダンテがま~ユーモアがあるというか目の前に巨大な悪魔が現れても余裕で冗談を言えちゃう奴なんだ。
アクション自体のかっこ良く、特に敵を剣で切り上げてからの銃で撃ちまくる攻撃が今も爽快感があって良い!。
僕がプレステ2の本体と一緒に買った記念すべきゲームソフトでもあるから思い入れが深いんだよね。
ただアクションゲームと名乗るだけあって難易度は高め。最初のボス「ファントム」を倒すのに結構時間が掛かってかなり苦労したけど、倒した時の達成感がたまらなくツボにハマって、最新作「5」まで遊ぶまで好きになったファンの一人なんだ。
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真・女神転生3でゲスト出演のマニアクス版
そんな夢中になっていた「デビルメイクライ」だけど、2005年に追加要素を加えたマニアクス版が発売された。僕が一番、目に留まったのがなんと「ダンテ」がメーカーの垣根を越えてゲスト出演することが分かったんだ。
「真・女神転生」の存在は当時からは知ってはいたけど、実際に購入したのは実はこの作品が初めてなんだ。
肝心のゲームのできたけど、「デビルメイクライ」を遊んだことがある人は思わずニヤリとしてしまう演出、セリフやスキルがあったので、「デビルメイクライ」ファンはもちろん、遊んだことがない人もダンテの虜になること間違いナシ!。
まさに夢のコラボだけど「デビルメイクライ3」では逆に真・女神転生シリーズのキャラデザイナーである金子一馬氏がダンテ、バージルの魔人化したデザインを提供しているんだ。
赤い悪魔がダンテの魔人化した姿。
こっちはバージル。
個人的にはバージルのデザインが好きかな。左手にはバージルの愛刀「閻魔刀 (やまと)」と鞘が融合ているのが特徴的なデザイン。
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ダンテを仲魔にできる
敵として出現する際のダンテは物理攻撃をメインで攻撃するけど、電撃や衝撃属性の攻撃、「挑発」などサポートスキルでもスキがない。加えてダンテには弱点がないため、それなりに対策を練らないとあっという間にゲームオーバーになってしまう厄介な敵だ。
そんなダンテは敵としては恐ろしいけど、仲間になることができ頼もしい存在になるんだ。スキル面での詳しい説明はこの後するけど、優秀なスキルに加えての耐性もかなり優秀でスキがない。
リマスター版ではライドウがメイン
2020年に発売されたリマスター版は「マニアクス クロニクルエディション」がベースになっているので、今作品にはダンテが出てこない。その代わりに「葛葉ライドウ」が差し替えで出演している(スキルは一緒だけど、演出やセリフは違いBGMも若干違う)。
ダンテが出演する「マニアクス」ダウンロードコンテンツの「マニアクスパック」を980円で購入することで葛葉ライドウとチェンジできるよ。
メガテン3のダンテが習得するスキル
まずはダンテが習得するスキルをリストアップしてみよう。
- E&I
- リベリオン
- ラウンドトリップ
- ワールウィンド
- ホーリースター
- 挑発
- ネバーギブアップ
- 脅し
- トゥーサムタイム
- スティンガー
- 父の名に誓って
メインの物理攻撃から電撃、衝撃の属性攻撃、相手のステータスを下げ、自分にかかったンダ系をリセットさせる補助系、はたまた万能属性や貫通までスキル面でどれを消せばいいか悩むぐらい優秀なスキルが豊富なのがダンテの特徴。
ここからは各々のスキルの簡単な説明と元ネタの紹介をしていこうと思う。
E&I(エボニー&アイボリー)
MPを消費して敵単体に1~4回の物理攻撃をするスキル。威力はやや低いけどMP消費が低く、単体ではあるけど複数回攻撃するのが特徴。
ダンテと言ったら【エボニー&アイボリー】
このスキルの元ネタは「デビルメイクライ」シリーズでお馴染みのダンテが愛用している銃「エボニー&アイボリー」から。エボニーが黒、アイボリーが白色の大型の二丁拳銃でピアノの「黒鍵」「白鍵」を意味している。銃の中では威力は低いけど、連射性が優れ、他の銃と比べてもクセがなく使いやすいのが特徴。
ゲーム中では弾は無限に発射できるけど、設定では弾丸に魔力が込められ発射することで威力が上がっているんだ。
エボニーは遠距離、アイボリーは連射で優れる
元々の裏設定ではこの銃は以下の特徴があった。
名前 | 特徴 |
アイボリー | 右手用の銃で連射に優れている。銃を出しやすくするため、丸みを帯びたデザインが特徴。 ハンマーが軽量化されたリングハンマーが採用されるなど素早く、射撃ができるようになっている |
エボニー | 左手用の銃で精密射撃に特化したデザイン。サイト(照準)やハンマーもアイボリーと違う。 ハンマーが確実にコッキングできるようにスパーハンマーが採用されている所を見ると、確実な射撃ができるようなデザインになっている。 |
といった設定自体はあったけど、ゲームでそれらの違いを感じることはなく、連射できる二丁拳銃って感じだったんだ。この特性は「5」から追加されたんだ。
アイボリーは連射に優れ3点バーストのように連射が効く射撃ができる。
エボニーはスピーディーな連射はできないけど一発一発の威力が高いショットガンのような射撃が特徴。
これが結構ハマりそうになるので、機会があれば「5」も遊んでみてほしい。
リベリオン
敵単体にクリティカル率の高い物理攻撃をする。HPを消費するけどクリティカル率が高い物理攻撃の為、メインで活躍できるスキル。
敵として戦闘になる際はしょっちゅう使ってきたから、主人公に当たらないようにヒヤヒヤしていたね。
「2」以降のメインの武器
元ネタは「デビルメイクライ2」以降のシリーズでお馴染みのメイン武器「リベリオン」から。「1」の初期武器が「フォースエッジ」だったけど、この「デビルメイクライ2」以降、最新作「5」までこれがダンテのメイン武器になっているんだ。
「リベリオン」を使用する際のモーションが、この「2」からきているけど、クリティカルは「真女神転生」専用のシステム。
「デビルメイクライ」のリベリオンは特に目立った特徴がなくスタンダードな武器だけど、いい方を変えればそれだけ信用されているといってもいい。
ラウンドトリップ
敵全体に電撃属性の大ダメージ。リベリオンに電撃が走り、剣を相手に向かってブーメランのように投げるアクションが特徴。
物理攻撃がメインのダンテにとってありがたい属性攻撃スキルだ。
「1」から「アラストル」のスキル
電撃属性かつ剣を投げる姿からして「1」で最初の方で手に入る剣「アラストル」のスキルが元ネタ。ゲームを初めて序盤の方で手に入る「アラストル」だけど、最初の出会いは衝撃的。
これがなかなかショッキングな演出なので要注意。
「アラストル」自身の性能は「フォースエッジ」の強化版といった所。スピーディーかつ魔人化が使えたりと序盤に手に入る武器だけど、最後までお世話になるのである意味、メイン武器といってもいい。
ワールウィンド
敵全体に衝撃属性の大ダメージ。ダンテ自身が大きくリベリオンを横に振り回し、巨大な竜巻を敵に当てるモーション。
これも物理攻撃がメインのダンテにとって貴重な属性スキル。
スキル名と技のモーションからして
「1」にはこのスキル名が存在しないので自然と「2」になる。これは、真魔人化した状態のダンテの空中技「ワールウィンド」からきているややマニアックなネタ。
横に対して有効な技だったので僕も「2」を遊んでいた時、よく使っていたんだ。
ホーリースター
味方全体のンダ系魔法の効果を相殺。他のスキルと比べると派手さに欠けるけど、あれば便利な地味に嬉しいスキル。仲魔が覚えているスキル次第で、これを残すか悩むけど僕は最終的には消しちゃったね。
解毒してくれるアイテム
元ネタは「2」の新アイテム「ホーリースター」から。このアイテムを使うことで解毒してくれるけど、クリアの評価が下がるので使用する際は注意が必要。
挑発
敵全体の防御力を大幅に下げる代わりに攻撃力を上昇させるスキル。これをつかうことでダンテ自身のMPが小回復できるダンテ専用の挑発。
敵の攻撃力が上がっちゃう「諸刃の剣」の挑発だけど、MPも回復してくれるから最終的に残しておいたし牽制スキルとして使っていたね。倒される前に倒しちゃえば問題ないし。
「2」以外シリーズではお馴染みの挑発
元ネタは「1」にもあった「挑発」から。敵との一定の距離で「挑発」を行うとデビルトリガ―ケージ(魔人化する際に消費するゲージ)が回復し、敵との距離が近いほど回復量が増えるのが特徴。
「真・女神転生3」のダンテが「挑発」を使うとMPが回復するのもここから来ているんだ。
「1」では挑発する際は右手に持った銃で「来いよ!」といった動きで敵を挑発するけど「真・女神転生3」でも同様に敵を挑発するモーションになっている。「2」では「挑発」は採用されなかったけど、「3」で復活し以降も採用されている。
「1」ではセリフやモーションにさほど変化がなかったけど、「3」以降は「スタイリッシュコンボランク」に応じてセリフや動きに変化がるから、それらの違いを見つけるのもこのゲームの醍醐味。
ネバーギブアップ
HPを0にされても1回だけ残量1で耐える。これも地味ながら重宝するスキル。残したことないけど。
ラストのセリフ
これは「初代デビルメイクライ」のラスボス、「ムンドゥス」を封印しダンテが飛行機で島を脱出する際にトリッシュへ語るセリフからきている。人間として生きてきたダンテだからこそ言えるセリフだね。
ちなみにこの事件の後、店の名前が「デビルネバークライ」に改名している。ただ、この名前はトリッシュがお店にいる際の名前でトリッシュが不在の際はいつもの「デビルメイクライ」に戻しているらしい。
脅し
迷っている相手に承諾をうながす。交渉する際に使用できるようだけど僕は使ったことがない。
出所不明
このスキルについてはどう調べても元ネタが不明だった。
作中では相手を小バカにしたセリフは結構あるけど、脅している所までは見つからなかった。これは「真・女神転生3」だけのスキルかもしれない。
トゥーサムタイム
敵全体に物理属性中ダメージ&PANIC。「E&I」敵単体に対してこっちは敵全体に攻撃、しかもPANIC付き。
「E&I」と「トゥーサムタイム」どっちを採用するか悩みどころ。
「2」以降、お馴染みのスキル
元ネタは「デビルメイクライ2」以降、二丁拳銃を別々の方向に向けて攻撃する「トゥーサムタイム」からきている。「2」ではちょっと操作しづらかったけど「3」以降はボタン一つで任意の方向に攻撃できるようになっている。
ただし威力は元のままなのであくまで牽制用や「スタイリッシュコンボランク」を維持するために使った方がいいかも。
スティンガー
敵単体に大ダメージ&ランダムで即死効果/万能属性。敵に向かって突進し剣を突き刺すスキル。即死効果も付いているし結構強力なスキルでもある。
ダンテの主力スキル
元ネタはシリーズではお馴染みのスキル「スティンガー」。「1」では「アラストル」が手に入った後に習得できる。
敵をダウンさせやすく、相手との距離を一気に詰めることができるからメインとしても使いやすいスキルでもある。
「2」は性能が下がって速度もだいぶ落ち、距離も短く使いにくい仕様になっているけど、「3」以降は「1」のような仕様に戻り使いやすくなっている。
「真・女神転生3」での動きは「1」を採用したモーションに近い突進。
父の名に誓って
全ての攻撃の威力が1.5倍化+貫通。全ての攻撃力が上がり、物理攻撃に「貫通」が付き「物理無効」や「物理に強い」敵にも攻撃が通るようになったのでかなり便利。
このスキルは優先的に残しておきたいスキルでもある。
決意の表れ
元ネタは「1」からグリフォン戦後のダンテのセリフより。最終決戦のコロシアムで戦い、ムンドゥズへ更なる力を求めたがそのムンドゥズにとどめを刺され、冷酷かつ残酷なやり方に目の当たりにしたダンテがその時、発した決意の表れが採用されたスキルである。
それまで漠然とムンドゥズに対して仇を打つために行動していたダンテが、この場面で改めて復讐に決意を固めた瞬間でもある名場面の一つでもある。
ショウタイム
敵全体に万能属性大ダメージを与える「ショウタイム」。万能属性なのがポイントなので、積極的に採用してほしいスキルでもある。
ダンテの一通りのスキルが見られる
元ネタは「2」で使用できる通常攻撃の一通りの流れかつ、「スタイリッシュコンボランク」からその名が来ている。
流れとしては以下より。
- ハイタイム⇒ダンテ自身もジャンプしつつ剣を斬り上げる
- レインストーム⇒真下に向かって銃弾の雨を降らす
- 甲割り⇒上空から一気に斬り下ろす
この時、画面に表示される文字と意味が以下。
- BINGO!・・・当たり!
- ARE YOU READY?・・・準備はいいか?
- SHOW TIME!!・・・ショウタイム!!
これは「デビルメイクライ2」の演出を忠実に再現しているのでファンとしてはたまらないスキルになっている。
登場シーン、セリフの元ネタ
今まではスキル面の元ネタを解説してきたけど、ここからは登場シーンやセリフなどの元になったシーンをササっと紹介。
高所から飛び降りるダンテ
ダンテ初登場のシーンでマントラ軍本営から飛び降り着地した後、戦闘に入るシーン。これは「デビルメイクライ2」の最初のミッションで同じような演出が見れる。
これ以降のシリーズでも似たような演出がいくつか確認でくるのでファンは要チェック。
大当たりって奴だな
アマラ心深界第3カルパでチェイスイベント前のシーンで聞けるセリフ。これは「初代デビルメイクライ」や「デビルメイクライ3」以降、シリーズではお馴染みの名台詞「ジャックポット」が由来。
英語では「Jackpot」、意味は賭博など賭けの場で使われる言葉らしいけど、明確な基準はないみたい。
チェックメイト
これもアマラ心深界第3カルパでダンテと出会い、チェイスイベント終了後に主人公に背後から銃を突きつけられるシーン。ここでのセリフも「デビルメイクライ2」で2戦目のアリウス戦後に銃で撃つ前のダンテのセリフ。
個人的に「2」で好きなシーンの一つでもあるので「真・女神転生3」でこのセリフが聴けたのがうれしかった。
ガラクタに興味はない
セリフはちょっと違うけど上の戦闘後にメノラーを渡す際に見れるシーン。これは「デビルメイクライ2」でアリウス1戦目の戦闘前にアルカナと呼ばれるアイテムを渡す際に見れる。
「2」で僕が好きな演出でもあるので結構うれしいな~。
ガッツある
アマラ深界第5カルパでの会話やダンテがレベルアップした際に見れるセリフ。元ネタは「初代デビルメイクライ」のネロ・アンジェロと呼ばれる騎士が初登場した時にダンテが発したセリフ。
このネロ・アンジェロとは3度戦闘になるけど、その内2回このセリフが聴ける。
コイントス
これもアマラ深界第5カルパでダンテを仲魔にする時に行われるイベントシーン。コインの表か裏で支払うマッカの額が変わるけど、元ネタは「デビルメイクライ2」から。
「2」でもコイントスはよく見かけるのでこのネタを知っている人はその仕掛けも知っているハズ。
メガテン3のダンテは見た目は「2」中身は「1」
「真・女神転生3」のダンテは見た目は「2」だけど性格は「1」をベースにしたダンテ。習得できるスキル面は「2」がメインでMPが回復できる「挑発」や全ての攻撃の威力が1.5倍化+貫通が付く「父の名に誓って」のややマニアックな所は「1」。
クールで寡黙な「2」も良かったけど僕的には「デビルメイクライのダンテ」となると「1」になるかな?。皮肉めいたセリフが好きだし。
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