PS4 Switch ゲーム ロックマンシリーズ 元ネタ解説

元ネタ解説!【ロックマンエグゼ2】登場ナビを参考にしたロックマンシリーズは?

2023年5月13日

本ページはプロモーションが含まれています。

シリーズ第2弾!。

2023年4月14日にカプコンから発売された「ロックマンエグゼ アドバンスドコレクション」

その中の「ロックマンエグゼ2」には「初代ロックマンエグゼ」に負けない個性豊かなネットナビたちが登場するんだ。

本記事では彼らの魅力溢れるネットナビをモデルにしたロックマンシリーズについて、その能力や特徴を解説していこうと思う。

なお一部、ネタバレに繋がる内容も含まれているので一通りクリアした後にこの記事を読むことを推奨します。

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トードマン

DNN(デンサンニュースネットワーク)に勤務する人気女性アナウンサー緑川ケロが使用するネットナビ。

見た目通りカエルをモチーフにしたネットナビで普段は地中に潜んでいるけど、攻撃する際は上下にある葉っぱ2枚のどちらかに乗ってマヒ効果のある「ショッキングメロディー」で攻撃してくる。

またこの葉っぱからは定期的にオタマジャクシを発射したり、地中に潜んでいたトードマンがパンチで奇襲してきたりとかわいらしいデザインの割にトリッキーな攻撃をしてくる。

作中ではトードマンよりむしろオペレーターの緑川ケロの方が印象が強いかもしれない。

シンプルながら攻撃力が高い上にマヒ効果もある

ナビチップとしては相手を追尾する「ショッキングメロディー」で攻撃するいたってシンプルな電気攻撃チップ。

ただ攻撃力がV3だと180と高い上にこの攻撃が当たった敵は一定時間身動きができなくなるマヒ効果もあるから追撃もできる。

しかも「エグゼ2」からは氷パネルがでてきたら2倍のダメージ、さらに水属性なら4倍のダメージを与えることも可能。

元々は農作業ロボット

そんなトードマンの元になったデザインは「ロックマン4」に登場するトードマン。

元々は人工の雨を発生させて水不足の時に大活躍していた農作業ロボットだったけど、ワイリーによって改造されたことでロボットに影響を与える強酸性の雨「レインフラッシュ」を降らせるようになってしまった。

この時に腰を振る動作がかわいい。

「レインフラッシュ」が発動すると回避する手立てが無いから「無理ゲーじゃん」って思ったらロックバスターを当てればトードマンが攻撃するのをやめてくれるからこれを利用すればハメてノーダメージでクリアできる。

ロックマンシリーズで最弱なんじゃないかと思うぐらいすぐに倒せるんだよね・・・

見た目はオリジナルがずんぐりむっくりしたカエル型だけど「エグゼ2」のトードマンはマスコット的なデザインのカエルになっている。

使ってくる技も酸性雨と「エグゼ2」と比べても全然似ていない。

どちらもカエルをモチーフにしたキャラクターだけど、外見や能力などが異なるのが特徴だね。

ヒートマン

前作でWWW壊滅後にデンサン空港で改心した火野ケンイチに合い使用するネットナビ。

外見はジッポライターに頭と手が生えたデザイン。

前作で使用していたファイアマンがシンプルで分かりやすいストレートな攻撃に対し、ヒートマンはロックマンを追尾する「フレイムタワー」や頭上から落下後にパネルをマグマに変える「ヒートスタンプ」などテクニカルな戦略でバトルを仕掛けてくる。

作中ではヒノケン(火野ケンイチのこと)は一般人になったこともあって熱斗くんたちと直接関わらることが無いためやや影が薄い(前作でいうシャークマン的なポジション)。

攻撃範囲の広い炎攻撃

ネットナビとしてはヒートマンが放射状に広がるフレイムタワーを放つ攻撃をする。

この炎は障害物は貫通するけど穴があるとそこでストップしてしまう性質がある。

攻撃力はV3で160とまずまずだけど「クサムラパネル」を利用すれば威力が倍になるから単体で使うよりコンボで組み合わせた方が使い勝手が良いかもね。

ファイヤーマンをベースに作られたロボット

モデルになっているのは「ロックマン2」に登場するヒートマン。

前作で登場したファイヤーマンをベースに作られ耐熱性に優れたボディで炎を自由に操る。

火炎弾を3つ発射し着弾すると火柱が上がる弾を発射したり、体を炎で覆って突進してくる。

ヒートマン自身は弱点の特殊武器「バブルリード」を使えばさほど苦戦せず倒せるけどステージが消える足場を設置している関係上、すぐゲームオーバーになりがちになる。

ジッポライターが元になったボディは「エグゼ2」でも健在だけど「ロックマン2」は人型に対して「エグゼ2」は足が無く、手や目から常に炎が噴き出している姿は妖怪のようなモデルに近い。

両者、火属性でジッポライターがモデルになっているけど外見のデザインや使ってくる技に大きな違いがあることが分かる。

スネークマン

アメロッパの大富豪ミリオネアが使用するネットナビ。

壺からキングコブラが飛び出したかのようなデザインが特徴。

作中では熱斗くんの盗まれたバトルチップをチンピラから買い取ったミリオネアがそれを返す代わりにスネークマンとバトルをすることになった。

スネークマンは、基本的にロックマンと同じ列にいると壺に身を潜め、定期的に穴パネルから小型の蛇を発射する。

たまにロックマンに噛みつく「スネークバイト」を仕掛けてくる。

なお、公式設定では、スネークマンはミリオネアが買い物をする際、値切りの交渉役をしているらしい。

文字通り蛇のようにしつこく交渉して、多くのネット商人は値段を下げるみたい。

条件次第でかなり優秀なナビチップ

ナビチップとしては出現したスネークマンが敵1体に「スネークバイト」の木属性攻撃する。

威力は低くこれだけだと使う意味がないけど、自分のエリアに穴パネルがあれば小型の蛇を召喚して追加攻撃ができるため、使い方次第では強力な攻撃手段となる。

例えば、「エリアスチール」で自エリアを広げ、「デスマッチ2」で穴を開ける。

さらに木属性の攻撃力を上げる「ウッド+40」や「アタック+20」などで威力をアップさせれば敵のHPをかなり削ることができる。

単体だとパワー不足が否めないけど、チップ次第では大活躍できるので倒せない敵が出てきたときはおすすめ。

元は地形調査用ロボット

元ネタは「ロックマン3」に登場するスネークマン。

元々は地形調査用だったロボットをDr.ワイリーが戦闘用に改造した経緯がある。

名前からして蛇をモデルにしたロボットだけどスネークマンステージも蛇のように床がうねっていて動きづらいのが特徴。

ちなみにこのステージのBGMは個人的にかなり好きです

基本的にロックマンに接近しつつ地形に沿って移動する蛇型の弾頭「サーチスネーク」を撃ってくるスタイルだけど単調な動きだからさほど苦戦しなかった。

「エグゼ」版との共通点はあまり無いんだよね。

見た目も「ロックマン3」は人型に対し「エグゼ2」は完全に蛇型だし。

お互い共通しているのは小型の蛇を飛ばしてくるぐらいかな。

エアーマン

ネットマフィア「ゴスペル」に所属する風吹アラシが使用するネットナビ。

ドライヤーがモチーフのナビで、強力な竜巻を作り出せることができる。

作中では風吹アラシの指示でガス湯沸かし器を暴走させ毒ガスを噴出させるという事件を繰り返し、熱斗くんのクラスメイトやいとちゃんの家にも同様に侵入して入浴中のやいとちゃんを毒ガスで苦しめる。

ちなみにやいとちゃんはお風呂に入るのが日課。

「エグゼ2」最初のボスだけに横一列に爆風を飛ばしてきたり縦3マス分1列に竜巻を作りロックバスターが弾かれてしまう「エアシューター」を飛ばしてくるけど冷静に相手の動きを見て回避すれば苦戦せずデリートできる。

実はこのエアーマン、風吹アラシが勤務するガス会社の集金ナビをカスタマイズしたもの。

つまり元々戦闘用のナビじゃないから設定上は熱斗くんのクラスメイト桜井メイルちゃんが使用するロールの戦闘力はそこまで差は無いとされている。

「ネットマフィア」にしてはお粗末な人間を雇ったな・・・。

序盤から中盤までお世話になるチップ

エアーマンはナビチップとしても使用でき、縦一列に貫通する竜巻を発射する攻撃をする。

威力はV3で100と低いけど敵エリア全域に竜巻が飛ぶ範囲の広さは魅力的。

さすがに終盤になるとこのチップだとパワー不足になるからあくまでチップの種類がまだ少ない序盤から中盤辺りが使いどころ。

空中戦闘用ロボット

「エグゼ2」のエアーマンはガス会社の集金ナビだったのに対しモデルになった「ロックマン2」のエアーマンは胴体と頭部が一体化したような体形にプロペラがある空中戦闘用ロボットなんだ。

独特なデザインに反して台風並みの風を引き起こすことができる。

「エグゼ」とのデザインはそれほど違いは無く特徴的な胴体と頭部が一体化したような体形も同じ。

どちらも風を使うキャラだけど設定や役割がだいぶ違うのが特徴だね。

クイックマン

ネットマフィア「ゴスペル」に所属する速見ダイスケが使用するネットナビ。

自然を愛する速見ダイスケがゴスペルと協力しておくデンダムを爆破し、デンサンシティを水没させようと企んだ。

クイックマンはエグゼ2の中でもトップクラスの強敵で、移動スピードが非常に速く、両腕のブレードでロックマンの攻撃を無効化してくる。

しかもこれはロックバスターに限った話じゃなくてチップの攻撃キャノンやソード、ボムなどありとあらゆる攻撃を無効化してくる厄介な使用。

オーラを覆ったウイルスやボスより遥かに厄介だよ

まともにこっちの攻撃を当てられるのはクイックマンが攻撃してきたタイミングぐらいだしこの「エグゼ2」の最初の壁になるまさにボスにふさわしいナビ。

ちなみにこのクイックマンを倒してしまうと埋め込まれていた起爆プログラムがデリートされた時点で自動的に爆弾の起爆スイッチが入るように仕掛けられている。

使い勝手がイマイチなナビチップ

ナビチップとして使用するとクイックマンが前方の横1列に貫通し最後列まで達するとUターンするブーメランを射出する。

つまり行きと帰りで2回分ヒットさせられるけど最後列の敵は1回しかヒットしない。

攻撃力はV3で100、2回ヒットすれば200と魅力的だけどコードが「Q」とそもそもこのコード自体数が少ないからコンボが繋がりづらい。

高速移動に性能を特化させたロボット

元になったデザインは「ロックマン2」に登場したエレキマンの特徴を受け継ぎ、高速移動に性能を特化させたロボット。

動きの素早さと高いジャンプ力を自慢にしているスピード狂で効かない特殊武器で攻撃すると防御のポーズをとる。

スピードに特化したロボットにふさわしく他作品「ロックマンバトルアンドチェイス」でもスピード重視の技を使ってくる。

外見は「エグゼ2」をそのままエグゼ風にアレンジしたデザインって感じで違いがほぼ無い。

スピードに重視でブーメラン攻撃、防御する仕様もこの「ロックマン2」をベースに落とし込んでいる。

シャドーマン

ネット犯罪成功率ほぼ100%の実績を誇るテロリストダーク・ミヤビが使用するネットナビ。

ゴスペルに雇われる形でアジーナスクエアを壊滅させた張本人でもある。

実は前回記事にした初代ロックマンエグゼの元ネタ記事でもこのシャドーマンについて書いたけど設定が変わったからここでも記載してみたっス。

前作は隠しボスの関係上、会話など特別なイベントは無かったけど今作では本格的に参戦しロックマン達とのイベントシーンも用意されている。

基本的な攻撃も前作と同じく手裏剣の投擲や影分身で惑わしてくる忍者らしい戦い方をしてくる。

背中に差した刀「ムラマサ」はHPが減った分、攻撃力が上がる性能がある。

シャドーマンのHPがかなり削った状態でこれを使われると一発ゲームオーバーに繋がるので要注意。

この「ムラマサ」チップはシャドーマンから手に入れることができるので持っていない人は要チェック。

攻撃力は下がったけどまだまだ優秀

ナビチップとしても前作同様、シャドーマンとその分身2体が相手めがけて手裏剣を3つ投げて攻撃するスタイル。

今作だと攻撃力がV3で80とちょっと下がったけど「アタック+○○」の攻撃力が上がるサポートチップがあるからこの短所を補うことができる。

さらにシャドーマンのプログラムアドバンス「ボディガード」も非常に強力。

このプログラムアドバンスは、自身に攻撃が当たると上空から手裏剣を投げるトラップ系チップ「カワリミ」の強化版と言える存在で、攻撃力100の手裏剣を18枚も投げてくるとんでもない能力を持っているんだ。

シャドーマンはソロプレイだけでなく対戦でも活躍する優れたナビチップ。

シャドーマンの元ネタチェック!!
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カットマン

ネットマフィア・ゴスペルが生み出したネットワーク壊滅作戦の副隊長を務める自立型ネットナビ。

シャドーマンが壊滅させたアジーナスクエアに残党狩りに来たところをロックマンと遭遇し戦闘することになる。

ちなみに会話中はずっと手はチョキになっている。

特徴的な頭部のハサミを飛ばしてきたり、頭部のハサミで挟んでくる「サプライズチョッキン」は攻撃力が高くかなり強力だ。

だだ中ボス的な立ち位置のせいかHPはそこまで高くないしエリアに設置してある岩を破壊すればかなり動きやすくなるから回避も容易になる。

出番もこれぐらいですぐフェードアウトしちゃうからちょっと影が薄いかもね。

攻撃力の高いハサミ攻撃

ナビチップだと目の前1マスに頭部のハサミによる「サプライズチョッキン」で攻撃する。

攻撃範囲が目の前とかなり狭いけど攻撃力がV3で300とかなり強力。

元々は森林伐採用のロボット

元ネタは「初代ロックマン」に登場する森林伐採用のライト博士が作ったロボットでロックマンの弟的存在。

頭部に装着している特殊武器「ローリングカッター」を飛ばしてくるけどスピードが遅いから慣れると回避しやすいくなる。

攻撃パターンは頭のカッターを投げつける技と体当たりぐらいだからそこまで苦戦はしない。

外見はほぼ同じデザインで「エグゼ2」の方がちょっと幼い感じになっている。

ナイトマン

クリームランドの王女、プリンセス・プライドのネットナビ。

中世の騎士のような姿に鉄球を装備したデザインをしている。

実はこのプリンセス・プライドも「ゴスペル」の一員で犯罪に加担しているのはナイトマンも承知の上で主人に忠を尽くしているんだ。

まさに忠義に厚い武人のような性格をしている。

基本的にこのナイトマンは身体が灰色になっている時は、ダメージを全て1になる「ストーンボディ」になる。ロックマンが攻撃する時に通常通りダメージが通る仕組みになっているのがいやらしい。

ちなみにこのストーンボディはナイトマンから手に入れることができるぞ。

攻撃パターンは鉄球を飛ばしてきてたまにジャンプして時間をかけて距離を詰めてくるのがますますいやらしい。

使いどころが重要なナビチップ

ナビチップとしてはロックマンの居た位置にナイトマンが出現し、右手の鉄球で周囲一マスを攻撃するスタイル。

攻撃範囲が周囲一マスという他のナビチップにはないクセのあるチップだけどブレイク性能持ち、つまりガード状態の相手でもダメージを与えることができるのが特徴。

こっちから距離を詰めるより相手が自分のエリアに入ってきた時に使うのが活躍できるかも。

鎖付きの鉄球の中世騎士ロボット

元ネタは「ロックマン6」に登場するナイトマンがモデル。

設定上は攻撃力と防御力を重視した結果、機動力に欠けるとなっているけどゲームだとかなりジャンプ力が高い。

盾による防御はロックバスターも防ぎ、鎖付き鉄球「ナイトクラッシャー」のリーチはかなり長い。

一見スキが無さそうだけど貫通力の高い「ヤマトスピア」で攻撃すればすぐにクリアできるしコツさえつかめればバスターだけども攻略できる。

あとこれは池原しげと氏の設定だけど同じ「ロックマン6」に登場するケンタウロスマンとは親密な関係。

実はこのケンタウロスマンは女性でナイトマンと恋人関係だったことが判明する。

最もこの事実が分かるのはロックマンがナイトマンを倒した後だからちょっと切ない。

「エグゼ2」のナイトマンは体を大きく、鎖が付いていない鉄球を飛ばしてくるのが特徴で外見上は騎士っぽいデザインだけど共通点が少ない。

どっちかというと「ロックマンDASH2」に登場するバンコスカスに鉄球を装備したイメージの方が近いデザインだ。

マグネットマン

世界的な財閥ガウスコンツェルンの会長、ガウス・マグネッツが使用するネットナビ。

デンサン空港の飛行機に使用されていたプログラムを狙い飛行機の管理システムにハッキングを仕掛けその結果、ロックマンと戦うことになった。

マグネットマンは磁石を思わせるデザインで、その特徴的な外見通りに「マグネットパネル」でロックマンの動きを制限しU字の磁石型ミサイルを飛ばしたりタックルしてきたりと見た目に反して技のレパートリーは豊富。

しかもこのネットナビはスーパーアーマー持ちで仰け反らない上にHPも高めとなかなかの曲者。

ちなみにオペレータのガウスはいつも手に磁石を持っていて座っている時でさえ両手に磁石を持っている。

強力なタックルが使える

ナビチップとしてはマグネットマンが横一列にブレイク性能のある「NSタックル」をするシンプルな攻撃。

ただこれだけだとちょっと物足りない感じがするけど、このチップを使う際に敵を挟むように狙うと青いマグネットマンが出現し、正面と背後からのタックル攻撃を行うことができるんだ。

例えばV3だと普通に使うと150だけど挟んだ場合は300のダメージを与えることができるんだ。

しかもこのチップは電気属性。この属性と相性が良い「アイスパネル」を利用すればさらに2倍、600のダメージを与えらる。

これを利用するには相手の動きを先読みした上で使う必要になるけど、ナビチップの中でもかなり強力なチップの一つになること間違いなし。

磁石を操る戦闘型ロボット

元ネタは「ロックマン3」に登場する屑鉄処理用のロボット。

戦闘では天井に張り付いて特殊武器の磁石型の巨大なホーミング弾「マグネットミサイル」で攻撃してくる。

ただ攻撃パターンが少なく割とこのミサイルも回避しやすいからバスターでもなんとかなるんだよね。

個人的にはステージの攻略の方が難しいイメージがあるけどそんなことはない?。

フリーズマン

インターネットマフィア「ゴスペル」の最高司令官を務めている自立型ネットナビ。

世界中のインターネットに解凍が困難な特殊な氷を撒き散らし、環境維持システムをフリーズさせ、現実世界に天変地異をもたらした。

戦闘になると全エリアがアイスパネルな上、トップウの風を吹かせることもあるため思うように動けないのが面倒。

攻撃パターンは氷の柱を発射する「アイスタワー」と氷のツララを落とす2パターン。

また、フリーズマン自身を氷を覆ってこっちの攻撃を防いできたりするけど攻撃と回避を丁寧に操作していけばデリートできるキャラ。

エリアを狭めれば高威力

ナビチップとしてはフリーズマンがツララを落下させる氷属性の攻撃をしてくれる。

このツララは8発放たれて相手のエリアを奪うチップ「エリアスチール」を使えばヒット回数が上げられる。

これは前作でいうストーンマンの戦略と同じような戦法。

環境に配慮したロボット

そんなフリーズマンの元ネタは「ロックマン7」に登場した無公害エネルギー実験のために造られた試作型ロボットのフリーズマン。

常温から高温と低温を分離させて、高温はエネルギー源に、低温は特殊武器の「フリーズクラッカー」の生成に使うという理論が組み込まれている。

よく分からない理論だけど環境問題に配慮した側面もあるかもしれないね。

世界征服を企むワイリーが環境問題に意識を向けていた可能性もあると思うと意外といいヤツかもしれないね。

細身の体形でそこそこ動き回り天井に向けて放った「フリーズクラッカー」でツララを降り注ぐ攻撃を仕掛けてくる。

なおフリーズマンの弱点特殊武器「ジャンクシールド」はスクラップなどの廃棄物のバリアーが弱点になっていると考えると無公害エネルギーの彼からしたらこれが弱点なのも納得。

「エグゼ2」のフリーズマンとの外見上の共通点は無く細身の長身が数少ない共通点かも。

戦闘でのツララを落としてきたり氷のバリアーみたいのはボスの部屋に入った時のモーションが「エグゼ2」で採用されているのかな?。

ゴスペル

ネットマフィア「ゴスペル」の首領により生み出された究極のバグ融合体。

当初は大量のバグのかけらを原料に作成した最強のネットナビであるフォルテを量産化する予定だった所詮は偽者のフォルテ。

オリジナルには到底及ばないからロックマンたちとの戦闘でもあっさりと敗北。

実際「1」のようなドリームオーラも覆っていないし攻撃も単調でバスターだけでも楽に倒せるレベル。

フォルテの不甲斐なさに激昂した首領がさらなるパワーアップを行おうとして、強引にサーバーの出力を上げた結果、ライオンのような広がる立て髪を持つ黒い狼に変化してしまった。

しかも、ただでさえ街全体に悪影響を及ぼすレベルに達していたサーバーパワーをこの生命体が強制的に引き上げ続けた結果、首領はおろか、熱斗くんが着込んでいた「通常の5万倍の電磁波に耐えられる防磁スーツ」すら貫通するほどの電磁波を発生させ2人を気絶させるほど厄介な展開になっている。

戦闘中は口からゴミデータや衝撃波を飛ばしてくる攻撃が主。

弱点は口の中だけど、口を開けている時のみが攻撃チャンス。

口を開けている間も、ゴスペルは強力な攻撃を繰り出してくるから注意が必要。

強すぎるイベント限定チップ

実はこのゴスペルもナビチップとして使うことができるんだ。

元々はリアルイベントで配布された限定チップだけど「ロックマンエグゼ アドバンスドコレクション」ならこの配信チップをゲーム序盤からいきなり使うことができるんだ。

しかもこのゴスペルチップには4種類あって

  • ファイアゴスペル
  • アクアゴスペル
  • エレキゴスペル
  • ウッドゴスペル

と火、水、電気、木属性の4属性全て使える最強のフォルダになる。

肝心の性能はフィールドに存在する全ての置き物を破壊した後、目の前の1マスとその奥の2マス×縦3マスの範囲に600ダメージを与えるゲームバランス崩壊レベルの強さ。

しかも穴パネルの上でも召喚可能な上、対ガードブレイク性能を持ちと良い所に目が行きがちだけど、対インビジブル性能と対カゲブンシン性能は無くダークシャドー系のウイルスには効かない(このウイルスはソード系のチップしか効かないからね)。

また攻撃範囲の関係上、一番奥の列には攻撃が当たらないからフリーズマンのような的には「スイコミ」チップを使って手前に移動させるなど工夫が必要になる。

フォルテをサポートするロボット

そんなゴスペルのモデルになったのが「ロックマン7」から登場したゴスペルが元ネタになっている。

このゴスペルはロックマンの相棒ラッシュをモデルに作られている。

当初フォルテはロックマンの仲間っぽく近づいたけどライト博士の研究所を襲撃した際に、ラッシュの設計図を盗んで改造しフォルテと共に強化され合体できるようになった。

これがスーパーフォルテのことで飛行能力を身に付けた。

「7」だと体当たりがメインの攻撃になるけど「8」はレーザーやエネルギー弾を降らせたり攻撃のレパートリーが豊富になっている。

ファラオマン

クリア後のWWWエリアの最初の門番として登場するナビ。

前回記事にした初代ロックマンエグゼの元ネタ記事でもこのファラオマンについて書いたけど設定が変わったから改めてここで登場させてみた。

前回は専用のイベントシーンは無かったけど今作はちゃんとセリフも用意されている。

戦闘は特に違いないけど棺桶がロックマンに合わせて動くようになって、より防御力が増している。

ギャンブル感が強いナビチップ

ナビチップとしては棺桶からレーザーを発射する攻撃方法は変わらないけどこれがランダムでラットンやストーンキューブが出てくるようになった。

レーザーだとV3は300、それ以外は100とかなりムラがある。

「エグゼ2」には他にも強力なチップもあるしあえてこのチップを使う理由もないかもしれない。

ファラオマンの元ネタチェック!!
元ネタ解説!【初代ロックマンエグゼ】登場ナビ、キャラを参考にしたロックマンシリーズは?

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ナパームマン

クリア後に行ける裏インターネットの最深部「WWWエリア」を守衛する自律型ネットナビ。

かつて軍事大国から漏れた情報を元に何者かが作り出したとされる強力なナビで元々は軍事目的で開発された経緯がある。

戦闘だと「ファイアボム」でロックマンの移動範囲を狭めてくる上にロックマンに照準を合わせ射撃してくる「バルカンアーム」の波状攻撃かかなり厄介。

HPも高く攻撃力も高い隠しボスの名に恥じない強さを持っている。

命中率に難があるナビチップ

ナビチップとしては前方2~4マス前にランダムで着弾する「ナパームボム」を5発発射する。

同じマスに着弾することがないしバラまくようにボムを放つ性質上、命中率に難があるから1発あたりの攻撃力はV3だと260と高め。

ワイリーに忠実なロボット

元ネタは「ロックマン5」に登場する秘密兵器工場の守備を命じられている任務に忠実なDr.ワイリー自作ロボット。

基本的に肩のミサイルと腕に装備されたナパームボムで攻撃してくるスタイル。

肩のミサイルはまっすぐ三発、ナパームボムは放物線を描くようにボムをばらまく。

ぱっと見「エグゼ2」のナパームマンと外見上の違いはそこまでないけど「エグゼ2」版は全体的にシャープで細身、しかも足はキャタピラじゃないぐらいの違いかな。

「エグゼ2」のナパームマンは肩に武器は装備していないけどボムを放物線を描くようにばらまく攻撃方法は同じ。

フォルテ

フォルテについても前回の記事でも元ネタは書いたけど「1」と違って専用のシーンもありしっかりロックマンと絡んでいるからその辺りを紹介してこうと思う。

ゴスペルの項目でも説明した通り、大量のバグのかけらを使ってフォルテのコピーを開発。

クリア後の描写からこのコピーは複数体存在しているようでWWWエリアをうろついていた偽物に対し容赦なく攻撃する本物のフォルテが登場するシーンがある。

このシーンの後に「あの老いぼれめ」と呟いている姿から次回作への布石はこの時点で投げられていたのかもしれない。

なおこのWWWエリアに行けるのがクリア後ということもあってゴスペルを倒した後の物語になっている関係上、あくまでおまけ要素、つまりパラレルワールドのようなもので実際に本物のフォルテと顔を合わせるのは「3」からみたい。

光弾を発射する「エアバースト」やある程度、HPが減るとロックマンの目の前に瞬間移動し縦3マスを穴パネル化する「アースブレイカー」で攻撃してくる。

基本的にどの攻撃も威力が高くフォルテに表示された数値以外の攻撃は効かない「ドリームオーラ」を纏っていて攻防スキが無いまさに最強のナビ。

ただし、一度でもドリームオーラを剥がせば高威力の怯むチップやプログラムアドバンスを使えばオーラは復活しないしアースブレイカーを放つ直前、オーラは消えるからパターンさえ覚えればノーダメージでデリートすることもできる。

なお、シークレットチップと「ドリームオーラ3」、「フォルテV2」、「同V3」以外全てのチップを入手するとフォルテSPが出現するけど攻撃パターンは同じだしここまでくればチップも豊富。

さらにこの後紹介する「サイトスタイル」になっていればかなり楽に倒せるからそこまで苦戦しない。

多段ヒットする光弾を発射

「1」とほぼ同じ性能で広範囲に光弾を発射する。

威力がV3で70と低く感じるけど1発あたり70だから「1」の200ダメージに比べると総合的には上。

むしろ「アドバンスドコレクション」を持っている人からしたら本質はゴスペルチップと組み合わせたプログラムアドバンス「ダークメシア」の方があ目当てではないだろうか?。

フォルテの元ネタチェック!!
元ネタ解説!【初代ロックマンエグゼ】登場ナビ、キャラを参考にしたロックマンシリーズは?

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サイトスタイル

ロックマンシリーズの共ネタじゃないけどこのスタイルにも元ネタがあるからここで紹介しちゃう。

フォルテを除く全てのV3ナビをSランクで倒すことで手に入れられる「サイトスタイル」。

ロックマンの潜在能力を100%引き出した最強のスタイルでロックマンと熱斗くんのフルシンクロ状態が長く続いたため、ロックマンの潜在意識が取り除かれたはずのサイトバッチを再び取り込んでしまった状態のことを指す。

外見はノーマル時と変わらないけど色が公式イラストでは薄緑色に発光しているのに対してゲーム版では少し薄い水色っぽい色となぜか差が生まれている。

このスタイルの最大の特徴は全てのスタイル、ガッツスタイル、カスタムスタイル、ブラザースタイル、シールドスタイルの特徴を全て備えていこと。

具体的には以下のような特徴がある。

  • 無属性
  • バスターの攻撃力が2倍
  • スーパーアーマー(攻撃を受けてものけぞらない)
  • デッキにナビチップを8枚まで投入可能
  • ファーストバリア(戦闘開始時にバリアを発動済みの状態)
  • ←+Bでシールド
  • 戦闘開始直後からカスタム画面で10枚のチップになっている

無属性だから弱点なんかないし何といってもバスターの威力が2倍が強い。

しかも「アドバンスドコレクション」のバスター100倍にすると威力1000(通常が10)とアホみたいな威力になっている。

実際にナイトマンに一発食らわせてみると

一発当てただけでこんな数字なってしまった(恐ろしい)。

攻撃を受けてもスーパーアーマーのおかげでのけぞらないし戦闘開始時にはバリアーが展開されているし万が一、攻撃が当たりそうになったらコマンド入力でシールドも張れる。

しかも、5枚までのナビチップを8枚も入れられるし最初からカスタム画面10枚オープンされているし。

ただえさえゴスペルチップが4枚もあるのにさらに強力なナビチップ、カスタム画面もフルオープンされていればプログラムアドバンスも狙いやすい。

ただしこのスタイルにもデメリットがあって最大HPが半分になってしまうんだ。

この時点になっていると敵の攻撃はどれも高威力。下手に守りを固めてHPが削られるリスクを負うより素早く敵をデリートする戦法に自ずとなる。

一応、バスターの連射が効かないデメリットもあるけどその分、威力が高いから大した問題じゃない。

撃たれ弱い反面、攻めに特化した最強のスタイルといった感じだね。

熱斗くんの兄、光彩斗が由来

「1」をプレイ済みの人には既にこの名の由来は分かっていると思うけど、このサイトスタイル「サイト」の元ネタは熱斗くんとは一卵性双生児の双子の兄でもありロックマンとしての姿でもあるんだ。

当時、熱斗くんの父親、光祐一朗は人間らしいネットナビを生み出すことを目指し人間のDNAを似せることができたけど、どうしても95%の壁を越えられなかった。

その時期に彩斗は心臓の病気で亡くなってしまう。

その時に祐一朗が考えた一つの説「一卵性双生児の彩斗、熱斗2人のDNA構造が同じならできるのでは?」と。

そうして作られたのが「ロックマンEXE」なんだ。

ただしこのDNA構造が100%同じだとナビのダメージがオペレータの熱斗くんも影響がある可能性があったから意図的に0.001%だけ彩斗のDNA構造を変えてあるんだ。

これは漫画家「鷹岬諒」氏の描いたロックマンエグゼで似たような描写が描かれているからイメージしやすいかもしれない。

この「saito.bat」は0.001%を無くしフルシンクロしサイトスタイルになったんだ。

「1」でこの事実が明らかになった後の2人の関係はいつも通り、それ以上の深い絆で結ばれ「ロックマン」、「熱斗くん」と呼び合うけどシリアスなシーンでは「彩斗兄さん」、「熱斗」と兄弟の顔をのぞかせることもある。

ロックマンエグゼ2はバランスがいい

今回「ロックマンエグゼ2」で登場するナビなど元になったシリーズをまとめてみると以下のようになる。

シリーズ名前
初代ロックマンカットマン
ロックマン2ヒートマン
エアーマン
クイックマン
ロックマン3スネークマン
シャドーマン
マグネットマン
ロックマン4トードマン
ファラオマン
ロックマン5ナパームマン
ロックマン6ナイトマン
ロックマン7フリーズマン
ゴスペル
フォルテ
その他サイトスタイル

「2」、「3」をベースにして全体的にバランスよく登場しているのがよく分かる結果になった。

個人的にもこの「ロックマンエグゼ2」がシリーズで一番好きなタイトルだし少しでもこの記事が参考になっていただければ幸いです。

次回は「ロックマンエグゼ3」の記事を予定しているけどそれは来月以降になりそうなので悪しからず。

元ネタ解説!【ロックマンエグゼ3】登場ナビ、キャラを参考にしたロックマンシリーズは?

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