2025年5月23日にリマスターされた『鬼武者2』が発売された。
主人公・柳生十兵衛の戦いを中心に展開する戦国サバイバルアクションゲームだが、この作品がプレイヤーの心に残る理由のひとつに、個性豊かな「仲間キャラ」の存在がある。
エケイ、マゴイチ、コタロウ、オユウ。彼らは戦闘でプレイヤーをサポートするだけでなく、物語の中でそれぞれ重い背景とドラマを背負って登場し、絆の深さによってその人物の印象、結末すら変わってしまうんだ。
この記事では、4人の仲間キャラそれぞれの登場シーンから性格・武器性能・操作感・技の使い勝手・そして絆によって分岐する別れの演出まで、プレイヤー目線でリアルに解説。
- あのキャラの結末が気になる
- 武器や防具のデザインが見たい
- 操作感やスキルの特徴って実際どう?
そんな疑問をこの記事でまるっと紹介!
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安国寺恵瓊―堕ちた坊主が背負う“家族の影”と、最期の覚悟―
◆ 出会いと背景

エケイが初登場するのは、今庄でマゴイチと喧嘩している所から。宝蔵院流槍術の名手で坊さんなのに金と酒、女に目がない堕落した日々を過ごしているけど、かつて妻子を亡くした悲しい過去を持つ男でもある。

一見するとダラけたキャラだが、十兵衛が危機に陥れば身を挺して助太刀したり、マゴイチの生い立ちを聞いて泣いてしまったりと義に厚く情にもろい一面を持っている。プレイヤーとの関係が深まるにつれて、その真っ直ぐで優しい本質が少しずつ顔を出してくる。

◆ 別れのシナリオ

絆が深いと毛利家への仕官を報告し、「また会える日を楽しみにしている」と十兵衛に別れを告げる。
この瞬間、単なる酒好きの坊主が、夢を背負って立つ一人の武士みたいでちょっと格好良く映る。

逆に絆が浅いと信長に仕える者として十兵衛と敵対することになる。

妻と子供に先立たれ自ら死ぬことすら望んでいた彼の虚無感が描かれ、自ら念仏を唱えながら絶命する。エケイに対し、哀しみと諦めが交差する衝撃の展開だった・・・😢

エケイは他の仲間と違って絆が深いバージョンと、浅いバージョン2つの結末が用意されている優遇されているキャラとも言える。
👉最も人間味があり、最も“重い”別れを用意されたキャラ、それがエケイ。
エケイの武器、防具の紹介

エケイが操作できるのは、十兵衛が開かない扉に困っている場面。陽気に鼻歌を歌いながら現れる。
まずここでは、初期状態でエケイが装備している武器、防具を紹介。
- 月形十字槍
- 念爆符
- 宝蔵院袈裟
- 宝蔵院肩当
- 宝蔵院脛当








次に物々交換や道中手に入る武器、防具が以下。
- 方天戟
- ハルベルト
- 阿修羅袈裟
- 仁王肩当
- 不動脛当







動きが早く攻撃範囲も広い使いやすいキャラ
エケイは見た目のどっしりした体形とは裏腹に、攻撃スピードが速く、槍のリーチを生かした攻撃範囲も広い。複数の敵を一気に制圧しやすい、汎用性の高いキャラだ。攻撃力は「ハルベルト」が高いんだけど、ビジュアル的には「方天戟」が好きかな?「ハルベルト」って槍と言うよりオノっぽい見た目だし。

△ボタンの「念仏縛り」

自身を中心に結界を発生させて、周囲の敵の動きを一時的に止める技。敵が多い場面での緊急回避にも便利で、範囲も広くリスク管理に最適。

L2ボタンの「念爆符」

敵に御札を投げて任意で爆発。火力まずまずだけど、間合いを取った状態で敵を倒すことができる。誘導して集団をまとめて吹き飛ばす戦法も有効。
雑賀孫市―合理主義に見えて心は熱い、仲間想いの頭領
◆ 出会いと背景

エケイと同じタイミングで十兵衛と顔を合わせる、紀伊雑賀鉄砲軍団の頭領で銃の名手。頭領と言うこともあって合理的でリアリストな性格で時には冷酷ともとれる判断もするせいか、エケイとはしょっちゅう揉めている。

最初は金のために動いているように見えるが、実際には信長から故郷を守るために戦っていることが明かされる。

クールな見た目と口調とは裏腹に、実は義理堅く、情にも厚い。石化した十兵衛を助けたり、エケイとトラブルが絶えないのも彼のことを思っての言動と考えると腑に落ちる点も多い。

◆ 別れのシナリオ

絆が深い状態だと、幻魔塔で十兵衛がギンガムファッツ極と戦闘中に参戦し、「国崩し」と言う強力な砲弾で木端微塵し戦の準備のため、故郷へ帰ら別れを告げる。

エケイに比べてあっさりした別れ方っぽいけど、「お前と一緒なら戦はもっと楽しくなる」言うセリフに、彼なりの信頼と絆がにじんでいる。
👉 マゴイチ無口だけど熱い、渋い生き様が心に残るキャラ。
マゴイチの武器、防具の紹介

マゴイチは幻魔洞と言う洞窟で木下藤吉郎の策略で十兵衛が石化され、復活させるために現れるタイミングで操作できる。
まずここでは、初期状態でマゴイチが装備している武器、防具を紹介。
- 三連銃
- ヒ首
- 閃光弾
- 雑賀戦服
- 雑賀手袋
- 雑賀長靴










次に物々交換や道中手に入る武器、防具が以下。
- 五雷神機
- 猛火油櫃
- 海賊戦服
- 羅紗手袋
- 南蛮長靴










遠距離での狙撃がメインの狙撃型キャラ

マゴイチは銃の名手と言うこともあって、遠距離から狙撃がメインになる。敵に近づく必要がないから安全に倒せる分、接近戦は苦手なため立ち回りにコツが必要になる。一閃も敵に近づかないと発動しないし、他のキャラと違ってクセがある。
一応、「ヒ首」と言うナイフみたいな剣もあるけど、動きが遅く使いづらい。

△ボタンの「無限弾」

「無限弾」を使うと一時的に弾を無限にし、マシンガンのように連射可能。攻撃の手数が一気に増える超攻撃技。
猛火油櫃もボタン押しっぱなしなら火炎を放射状態になる。

L2ボタンの「閃光弾」
周囲の敵をひるませるフラッシュ攻撃。接近されてピンチのときに重宝するけど、僕はほとんど使ったことない。
風魔小太郎―若さゆえの無鉄砲さ、そして哀しい結末―
◆ 出会いと背景

北条家お抱えの忍軍・風魔忍軍の若き頭目。
今庄でゴロツキと小競り合いをしていた所に十兵衛が助ける形で顔を合わせる。
なお、コタロウについては物語の進め方次第でここ以外でも別のタイミングで十兵衛と顔を合わせるようになっている。
年が若いこともあってか危険を顧みず危なっかしいことをして十兵衛に叱られることもある。

だけど実力は本物で森で迷子になった十兵衛を助けることもできる手腕がある。


母に捨てられたと思い込んでいたが、実は母はコタロウを忍者にさせたくなかった─そんな過去を持つ少年だ。
オユウのことも当初は信長の手先と考えて敵視していたが、最終的に和解。

◆ 別れのシナリオ

ただ絆が深い場合、幻魔塔でオユウを助けるが、その直後にギンガムファッツ極の攻撃を受け絶命してしまう。
エケイやマゴイチみたいに、絆が深いと気持ちのいい別れ方と違って、コタロウは死んでしまうバットエンドな展開にショックが隠せなかった😭
👉 コタロウは最後まで純粋だった、真っ直ぐなキャラ。
コタロウの武器、防具の紹介

コタロウは十兵衛が幻惑の森で十兵衛が迷子になるタイミングで操作できる。
まずここでは、初期状態でコタロウが装備している武器、防具を紹介。
- 苦無
- 峨嵋刺
- 手裏剣
- 風魔鉢巻
- 風魔装束
- 風魔脚絆






次に物々交換や道中手に入る武器、防具が以下。
- 峨嵋刺
- 狼牙苦無
- 蛍明鉢巻
- 夜狐装束
- 飛燕脚絆









忍者らしいスピーディでトリッキーな忍術が使える

コタロウは忍者らしく苦無など二刀流でスピーディな攻撃がポイント。これだけ早ければヒットアンドアウェイ戦法も狙える。
特に攻撃力が低いと感じたことは無いけど、「狼牙苦無」を手に入れてからの攻略がかなり楽になった感覚がある。
△ボタンの「忍法陽炎」

「忍法陽炎」とはいわゆる影分身のことで、敵の意識を逸らし、プレイヤー操作は半透明の本体に移るんだ。
直接攻撃する技じゃ無いけど、敵を分身側に集中している間に後ろからチクチク攻撃していけば安全に倒せるトリッキーな技。
L2ボタンの「手裏剣」

前方に5方向へ手裏剣をばらまく。範囲が広く複数敵の足止めやスキを作れる優秀な武器。
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小谷のお邑―戦う女剣士のその叶わぬ恋の行方―
◆ 出会いと背景

浅井家、小谷城ゆかりの者と名乗る女剣士で、西洋風の甲冑や武器で武装している。
西洋に憧れているのかと思ったらその正体は、信長の妹で浅井長政の妻、お市の方。

運命に翻弄されながらも、自分にできることを懸命に果たす。十兵衛に対して恋心を抱きながらも、それを胸にしまって戦い続ける姿が印象的だ。
◆別れのシナリオ

幻魔塔では、敵とは言え実の兄である信長と戦わせるわけにはいかないと、小谷城へ戻るよう促され別れのキスをし信長を倒しに行ってしまった十兵衛を見届け泣き崩れたオユウの姿を観れる。
個人的にはこの2人は結ばれて欲しかったけどね・・・😢
オユウの武器、防具紹介

オユウは鬼ヶ島で負傷した十兵衛に代わるタイミングで操作できるようになる。十兵衛の母親魔から破魔の笛を手に入れるためにオユウが動くことになる。

まずここでは、初期状態でオユウが装備している武器、防具を紹介。
- ブロードソード
- ダガー
- ラウンドシールド
- プレートアーマー
- レザーブーツ








次に物々交換や道中手に入る武器、防具が以下。
- フィランギ
- グラディウス
- アダーガ
- シルバーアーマー
- ハードブーツ











集魂斬が強力で使いやすいキャラ

他のキャラと違って、クセが少なく扱いやすいのがオユウの特徴ともいえる。剣を装備していることもあって十兵に似た操作感で攻略できるし。
△ボタンの「集魂斬」

オユウ最大の強みは、敵を斬るごとに魂を放出させる「集魂斬」。これを使えば経験値や体力回復系の魂も出てくるから十兵衛に戻ってからの武器の強化や回復アイテムの節約にもなるんだ。

L2ボタンの「ダガー」

敵に短剣を投げて足止め。安全距離を保ちつつ攻撃したいときに便利。大型の敵にも怯ませることができるから結構便利。
結末次第で印象がだいぶ変わる
といった感じで『鬼武者2』の仲間キャラは、誰一人として“単なる戦闘サポート”では終わらない。彼らは、それぞれに過去を持ち、信念を持ち、そして物語を動かす存在だ。
絆の深さによってラストが変わる──それがこのゲーム最大の魅力のひとつ。
特にエケイとコタロウの結末は、まさかの展開に胸を打たれた人も多いんじゃないかな?
一緒に戦って、最後は別れて、でもそれが絆の深さの証──そんなドラマ性が強さが『鬼武者2』には詰まっている。
僕がこのゲームが好きなのも全体のプレイ時間がそこまでかからずサクッとプレイできるし、それぞれの仲間と絆を深めて攻略していくのが好きなんだよね。
2002年に発売された時はマゴイチが好きだけど、リマスター化された今はエケイが好きかもしれない。
あなたはどの仲間と絆を深めた?そして、どんな結末を見届けた?
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