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【龍が如く ~Beyond the Game~】レビュー イチファンが抱く違和感と今後の期待

2024年10月26日

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この記事を読んでいる皆さんはAmazonプライムビデオで配信中の「龍が如く ~Beyond the Game~」は観たかな?X(旧Twitter)では賛否両論、むしろ「否」の声が目立つようだけど、個人的には思ったよりは面白かった作品だったよ。

確かに、突っ込みどころが満載で、「それはないだろう…!」と思う場面も多々けど、なぜこの作品がネガティブな意見が多いのか僕なりにまとめてみた。せっかくゲームの枠を超えた新しいことにトライする姿勢を評価したいし。

ネタバレ注意!

一部ネタバレに繋がる内容が記載されているので、この記事は「龍が如く ~Beyond the Game~」を視聴してから読むことをおすすめします。

ストーリーの展開と映像演出に混乱する

このドラマ版は、養護施設で暮らす桐生一馬と錦山彰、澤村由美、錦山ミホが神室町にある堂島組の支配下にあったゲームセンターを襲撃したことをきっかけに落とし前を付けるよう迫られることから物語が動き始める。

過去編と現代編が入り交じり、1995年と2005年を行き来するスタイルで、過去の神室町にはバブル期を思わせる雰囲気が漂い、ゴミが散乱した街並みや登場人物の服装が「龍が如く0」の世界観を反映していたんだ

現代編の2005年の神室町も良く再現されているし、シリーズファンにはおなじみの景色が視聴者の脳裏に浮かぶ。実写としての制約はありつつも、「龍が如く」の舞台感はそれなりに再現されていた。

ただ、時間軸が頻繁に変わるため、キャラクターの顔つきや服装だけで過去と現在を見分けるのが難しく、視聴者としては少し混乱する部分も。確かに桐生に髭があったり錦山がオールバックになっていたりなどの違いはあるものの、シンプルに気づきにくい。初見だと「あれ?今何の話してるの?」ってなる。

キャラの設定と演出にツッコミどころも

登場キャラたちについては、ゲームファンとしてはやはり違和感を覚える部分がいくつかある。

  • 桐生一馬
    ゲームでは恩義を重んじる桐生だけど、ドラマ版ではむしろ風間の親っさんに対し複雑な感情を抱いている様子。また、堂々とした雰囲気の桐生が少しチンピラっぽく描かれている点も、賛否が分かれるところ。
  • 風間新太郎
    元ヤクザという立ち位置で登場するけど、ゲームのような威厳よりも、小物感が漂う描写が多かった。
  • 錦山彰
    序盤は小物感があった錦山も、現代編だとクールで計算高いインテリヤクザっぽくなっている。シリーズファンの人向けに言えば「龍が如く3」の峯義孝みたいな感じ。
  • 澤村由美
    ドラマ版の由美は、ゲームとは違ってどこか冷徹でクールな印象。河合優実さんが演じる由美はクール過ぎて、ファンから見るとギャップに驚くかもしれない。
  • 冴島大河
    「龍が如く4」で登場する冴島も出てくるものの、体格が小さく、モブキャラのような扱いですぐに退場。原作ファンとしては、冴島の存在感が感じられないのが残念なところ。

といった感じでキャラクターの設定が変わっているため、原作ファンにとっては感情移入がしにくい面も。ただ、ドラマ化による演出変更として割り切れる部分もあるけど、それなら原作キャラの名前を使う意味があったのか疑問も残るし。そもそもオリジナルのキャラを出す必要性がまだ見えてこない。

真島と伊達は良かった

一方で青木崇高さんが演じた真島吾朗は、ほぼゲームと同じクオリティで描かれていて、その完成度の高さに脱帽した。走り方や癖のあるセリフのイントネーションなんかはもはやゲームの世界から現実世界に出てきたようなキャラに仕上がっているし(「嶋野の狂犬」じゃなくて「堂島の狂犬」なのが引っかかるけど)。

また渋谷すばるさん演じる伊達刑事も若い気がするけど様になっていたしそこまでネガティブな印象も無かった。

アクションシーンは少ないけど痛々しい演出

「龍が如く」と言えば、アクションも見どころの一つ。

ドラマ版ではアクションシーンは少ないけど、刑務所から出てすぐにヤクザと戦うシーンでは「ヒートアクション」風の演出が登場。壁に顔を擦り付けるシーンは痛々しい描写で、「龍が如く5」の大根おろしの極みを彷彿さるんだ。

また、桐生役の竹内涼真さんの鍛え上げた肉体で繰り広げられるアクションも迫力があり、今後の展開にも期待したい。

ゲームのようなクオリティを求めるなら劇場版

ゲームのキャラクターやストーリーに忠実な映像作品を求めるなら、2007年公開の「龍が如く 劇場版」がオススメ。劇場版はオリジナルもあるけどゲームのストーリーをコンパクトにまとめていて、桐生一馬が澤村遥と共に由美を探す流れが軸になっている。北村一輝さん演じる桐生や、岸谷五朗さん演じる真島吾朗のキャラも原作に忠実で、会話やアクションシーンにゲームの面影を感じられる。特にスタミナンでパワーアップする場面は、ファン必見の演出。

ただし、劇場版は錦山や由美の登場が少なく、二人の関係性やドラマ性を期待しているとやや物足りないかも。

個人的にはシリーズファンならこっちの方がスマートにツッコみ所はあるかもしれないけど、役のキャスティングや世界観など僕はストレスなくスマートに受け入れられた(銀行強盗やバカップルのやり取りはいらないと思うけど)。

「龍が如く ~Beyond the Game~」は今後に期待

現在配信されているのは全6話中の3話のみで、まだ物語の全貌は見えていない。桐生一馬がなぜ刑務所に入ったのか、他のキャラの背景も未だ語られていないのが多く、今後の展開に大きな伏線が残されている。

正直、今のところ「龍が如く」の世界観が完全に再現されているかは微妙だけど、ドラマとしての新しい面白さは確かにある。

全話を観終えてから評価を定めようと思うので、イチファンとしては先入観を捨ててもう少し見守りたい。

おすすめ度
値段月額600円
良かった所真島と神室町の完成度が高い。
気になる所全体的に物語が暗く、分かりづらい描写が多すぎる。キャラと演出に違和感もありゲームみたいな展開を期待している人はガッカリする。

龍が如く~Beyond the Game~

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