2023年4月14日にカプコンから発売された「ロックマンエグゼ アドバンスドコレクション」。
ロックマンエグゼは、カプコンの人気ゲームシリーズだけどそのキャラクターには他のロックマンシリーズからモデルになったのを知っているだろうか?。
この記事では、初代ロックマンエグゼのキャラクターが元ネタにしたロックマンシリーズを一挙に紹介していこうと思う。
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ロックマン
主人公、光熱斗くんのパパからもらったネットナビ。
性格は生真面目で朝寝坊をする熱斗くんのモーニングコールをするのが日課。
ただし物語が進むにつれてこの熱斗くんがロックマン誕生に深く関わっていることが発覚する。
正直言ってこの事実を知った時は驚いたね・・・。詳しくはロックマンエクゼ本編ををプレイして確認してみてほしい。
青いカラーにロックバスターが使える点は同じだけど特殊武器やジャンプ、スライディングの機能は無い。
初代はこれといった能力は無い
「2」以降の作品では、オペレーターのクセによってロックマンの能力が変化する「スタイルチェンジ」や、他のナビの力を取り込んで一定時間そのナビの能力が使える「ソウルユニゾン」など、他のナビにはない特別な能力が使用できるようになったおかげで戦略の幅が大幅に増えたエグゼシリーズ。
言い方を替えるとこの「初代エグゼ」には「スタイルチェンジ」の概念が無いからクリアできるかどうかはオペレーター次第で、良くも悪くもそれが鍵になるんだ。
「2」以降の作品に慣れている人が「初代エグゼ」をプレイする際に苦労するかもしれないので、まずは「初代エグゼ」からプレイすることをおすすめ。
元ネタは言わずと知れたロックマンシリーズから。
元々はライト博士から作られた家庭用お手伝いロボットとして生まれたけど、Dr.ワイリーの世界征服を止めるために自らライト博士に志願して戦闘用ロボットに改造してもらった経緯がある。
彼のトレードマークは何といっても青いボディカラーとヘルメット。このヘルメットは脱ぐことができる。
初期はロックバスター、ジャンプ、およびボスを倒したときに使用できる特殊武器のみだったけどシリーズが進むにつれてスライディングやチャージショットなどの新しい能力が追加されてきた。
特殊武器以外にもラッシュと合体することで飛行できる「ジェットロックマン」、強力なパンチを繰り出せる「パワーロックマン」などあらゆる状況に対応できる汎用性の高さもロックマンの特徴でもある。
下の画像は「7」の「スーパーロックマン」だけどジェットロックマンとパワーロックマンの中間みたいな性能を持っている。
「エグゼ」と「無印ロックマン」の共通点としては
- 青い体
- 真面目
ぐらいかな?。そもそも「エグゼ」はネットワーク技術が繁栄した世界、「無印」はロボット技術が発展した世界だからこの2つの世界は因果関係は何もないみたいだしね。
ただ決定的に違うのがエグゼのバトルスタイルは熱斗くんからバトルチップをスロットインし武器を装備する人間のサポートが入るのに対し、「無印ロックマン」は自分の意志で特殊武器を装備できること。
「エグゼ」はネットワーク上でしか活動できないけど「無印ロックマン」は現実世界でも活動できるのも違うしね。
ロール
桜井メイルのネットナビでロックマンと仲がよくネットナビ界のヒロイン的なポジション。
ゲーム中で見る限り彼女は戦闘は苦手らしくとサポートやヒーリング系の役割を担っている。
その代わりアニメでは割と戦っている描写が多い。
彼女はオペレーターに似て明るく優しい性格でロックマンのことを「ロック」と呼ぶ数少ないナビでもある。
またロックマンとはガールフレンドのような関係、特に漫画やアニメだとこのニュアンスが躊躇に描かれている。
ナビチップではロックマンを回復してくれる
「ロール」はナビチップとして使用可能でロックマンの近くにいるウイルスをヘルメットに付けた装飾品で攻撃しその後ロックマンのHPを回復することができる。
また単体で使うより特定のチップ順に選択することで発動する「プログラムアドバンス」の「ライフセーバー」の方が優秀。
このプログラムアドバンスを発動するとHPが全回復しさらに30秒無敵になるインビジブル状態になるしね。
元ネタではロックマンの兄妹
「ロックマン」シリーズに登場するロールは、ロックマンの妹のお手伝いロボットで、特に家事全般が得意なロボットとして登場する。
彼女は「エグゼ」とは異なり、基本的に赤いワンピースを着ているけど有賀ヒトシ氏による漫画版では私服姿を拝むことができるのでロールファンは見逃せない!(僕は漫画版のロールちゃんが好きです)。
ゲーム中ではほとんど絡むこともなくちゃんと登場したのは「7」から。「8」では少し大人っぽくなった姿で登場。
僕は「8」のロールちゃんもタイプです。かわいい。
「エグゼ」のロールとは共通点が少ないけど「女の子」で「頭部は金色」なのが共通点。
イメージカラーも「エグゼ」がピンク(赤色もあるけど僕的にはピンクのイメージが強い)なのに対しこっちは赤がトレードカラー。
ガッツマン
熱斗くんの同級生、大山デカオのナビ。
見た目通りのパワーファイターでショックウェーブやパネルにヒビを割って動きを制限させたりする。
動きが分かりやすく単調な攻撃が多いからそこまで苦戦することはない戦いやすいナビだね
プログラムアドバンスが優秀
ナビチップとしてこのガッツマンを使うことができ、前方のパネルをハンマーで叩きつけて横3列に障害物を貫通するショックウェーブを発生させることができる。
威力はそこまで高くないけどショックウェーブが通った後はヒビ割れパネルに変化するため、使い方次第では序盤から終盤まで使えるオールマイティーなナビチップだ。
しかもプログラムアドバンスの「ガッツシュート」が超優秀。
と言うのも使用する必須のチップが
- メットガード
- ダッシュアタック
- ガッツマン
といずれも序盤で手に入るチップの割に威力500とかなり高い。
攻撃範囲が横一列とかなり狭いもののこのデメリットを補う威力の高さはぶっ壊れレベル。
ナビチップとしてもプログラムアドバンスとしても優秀なので入れていおて損はない。
元は土木作業用のロボット
そんなガッツマンは「初代ロックマン」がモデルになっているキャラだ。
黄色いヘルメットのような頭部とがっしりとした体型が特徴で、もともとは土木作業用ロボットだったがDr.ワイリーに洗脳されてロックマンと戦うことになった。
「洗脳って何?」って思う人もいるかもしれないけど、元々はライト博士が作ったロボットたちを、Dr.ワイリーが改造し洗脳したのが始まりだったんだ。
「初代無印ロックマン」はガッツマンを含めたロボットたちが暴走しそれを見たロックが戦闘用ロボット「ロックマン」に改造し8体のボスを倒すために生まれた経緯があったんだ。
ゲーム中ではジャンプし着地すると地響きが発生してロックマンが動けなくりその隙にガッツマンが上から落ちてきたブロックを投げつけてくる。
ただしコツを掴めばジャンプで地響きを回避できるしワンパターンな攻撃のため特殊武器なしでもクリアできる最初に倒すのに適したボスでもある。
「エグゼ」との共通点は黄色とあごが出ていてガッシリしたボディかな。
綾小路やいと
熱斗くんの同級生の女の子の綾小路(あやのこうじ)ヤイト。
学年は熱斗くんと同じ小学5年生だけど綾小路は2つ下の年齢にも関わらず飛び級しいる才女。低い身長に特徴的な三つ編みとおでこがトレードマーク。
また世界的に有名な大富豪の娘で自宅も豪華。
飛び級してるだけあってその学力は優秀で大人っぽい言動があるが、アニメではイチゴ牛乳が大好物でトイレピンチになり、熱斗くんに助けを求める姿は子供っぽかった。
またこれもアニメ版では熱斗くんのライバル伊集院炎山とはちょっとした関係があるのでヤイトファンは必見。
元ネタはロックマンDASH2のヤイト
このヤイトの元になったキャラは「ロックマンDASH2」のポクテ村の村長ヨーカンの二番弟子として登場。
彼女に話しかけることで漢字検定に挑戦でき、10問正解するとえんぴつやほしいもなど貰える。
見た目は「DASH2」のやいとを大人っぽくした感じで特徴的な三つ編みやおでこは「エグゼ」でも健在。
といっても赤いワンピースを着せちゃえば判別できないぐらいそのままのデザインだけどね。
グライド
綾小路やいとのネットナビ。温厚で礼儀正しくナビと言うより執事に近い。
ゲーム中ではバトルする描写がなく、戦闘が苦手なのがあだになって他のネットナビに比べて影が薄い。
逆にアニメではバトルで綾小路家の財力に物を言わせ強力なレアチップでゴリ押し戦法でバトルするスタイルだった。
主人のやいとに振り回されている苦労人キャラでもある。
元はトロンにコブン、ロックマンDASH2のグライド
グライドは「トロンにコブン」と「ロックマンDASH2」のグライドが元になったデザインだけど全然似ていない。
性格は高慢でナルシストでオネエ口調と「エグゼ」のグライドとは似ても似つかない性格だし。
見た目のデザインも美形で貴族っぽく、「エグゼ」の硬派な執事とは正反対。
「トロンにコブン」ではロース一家の幹部として登場しトロンたちの妨害をする嫌なキャラ。
「ロックマンDASH2」ではグライド一家として登場し大いなる遺産を手に入れるためボーン一家と手を組む。
作中ではカルバニア島でグライド要塞を拠点としニーノ島を襲撃したりシューねーちゃん(カルバニア島の住人)を人質に取ったりするなど物語を盛り上げる重要な役割を果たしている。
物語終盤のゲマインシャフト号に搭乗する形でロックを迎え撃つけどティーゼルに見切られ車両を切り離され吹っ飛ばされた。
「エグゼ」のグライドとは似ても似つかないこのグライド。
なぜ「グライド」なのか未だに謎です・・・。
ブルース
主人公、熱斗くんのライバル伊集院炎山の所有するネットナビ。
赤のボディカラーにヘルメットにバイザー、銀色の長髪に腕はソードを装備している。
その見た目通り、ソードを使った攻撃をメインにした戦闘を得意としシールドでガードする攻防スキのないに厄介なナビ。
性格は主人の炎山に忠実に動くナビで冷静沈着、ロックマンの真逆の性格に近い。
ロックマンはエレキマンを倒した後にこのブルースと戦うセーブ不可の2連続バトルをする羽目になる。
アニメもこの設定はほぼ同じだけど、アイキャッチで「シャキーン」と言ったりゲームにはないコミカルな姿が見れる。
ナビチップ、プログラムアドバンス共に優秀
ナビチップとしてはブルースが一番近いウイルスに縦3マスのワイドソードで斬るスタイル。
プログラムアドバンスの「ダブルヒーロー」はブルースのソードとロックマンのバスターで広範囲に攻撃する。
威力が400で敵エリア全体にダメージを与えられるから複数の敵がいるウイルスバッティングなどで高ランクを狙いやすくなる。
比較的クセのあるナビチップが多いチップの中では優秀でプログラムアドバンスも使いやすい。
元ネタではロックマンたちの兄
もとになったデザインは「ロックマン3」から登場したブルース。
実はライト博士が作った最初の試作型のロボットでロックマンやロールの兄にあたる。
ただ完成してすぐに動力炉に欠陥があることが判明し修理される前に人格を変えられると勘違いし脱走してしまう(意外とおちゃめ)。
その後は機能停止直前にワイリーに発見され太陽エネルギーから原子力エネルギーに改造されたがその分、長時間の戦闘ができなくなってしまった。
武器はブルースバスター(ロックマンで言うロックバスターみたいなもの)、試作機ゆえ耐久性に問題があってそれを補うためにシールドを所持している。
性格は孤独を愛した一匹オオカミみたいな感じだけど作品ごとに敵になったり一緒に戦ってくれたりとバラバラ。
登場前に口笛を吹くのがお決まり。
漫画だと私服姿でヘルメット無しでサングラスを掛け、黄色いマフラーにロングコートを着ている。
ヘルメット無しだとこんな感じ。
「エグゼ」のブルースとの共通点は赤いボディカラーにバイザー、シールドを持っているぐらで肝心のソードはブルースは使っていない。
これはおそらくブルースじゃなくてロックマンエックスシリーズに登場する「ゼロ」から来ているじゃないかな。
長髪や赤いボディカラーにソードの共通点もあるし、ブルースとゼロがミックスされた姿が「エグゼ」のブルースになったと勝手に思っている。
ウッドマン
科学省の近くでお弁当を売っているサロマのネットナビ。
サロマ達とは直接ストーリーで絡むことはないけどアニメでは割と登場回数は多い。
ただ多いのはサロマ達でウッドマンは影が薄いかな。出ないわけじゃないけどね。
図体がデカくジャンプ後に地面から複数のウッディタワーを出現させる攻撃が主。
ナビチップとしては微妙
ナビチップとしては敵全体のエリアにウッディタワーで攻撃する。
攻撃範囲が広い分、威力は控えめV3でも100程度。後半に進むにつれてウイルスやボス戦も強くなってくることを考えるとパワー不足なのが否めない。
ただしこの攻撃は木属性だから弱点の雷属性の敵には2倍ダメージが与えられるから雷属性の敵が多いエリアでは有利に働く。
元ネタはロックマン2のボス
元ネタは「ロックマン2」のウッドマンがモデル。
設定によると天然の檜の中身をくり抜いて特殊コーティングしたボディで内のメカまでもがボディと同じ素材で出来ているみたい。
目元と体の大きさは「エクゼ」と違うけどボディカラーは近い。
スカルマン
骨董品屋の店主、黒井みゆきが使うネットナビ。
これもウッドマンと同じくストーリーで直接バトルする機会がないナビ。
「スカル」っぽく全体的に華奢で骨っぽいデザイン。
バトルでは自分の腕を飛ばしてきたり、口から炎を吹くオニビや自身の頭を落下させてきたりとトリッキーな動きが多い。
攻撃力が高いナビチップ
ナビチップとしてはロックマンから一番近い敵を頭を飛ばしてプレスする「シャレコーベ」で攻撃する。
敵一体にしか攻撃できないため攻撃範囲がかなり狭いけどその分、攻撃力が高くV3だと210もある。
どっちかというと雑魚戦というよりボス戦で効力が発揮できる優秀なナビチップだ。
元ネタはロックマン4のボス
元になったデザインは「ロックマン4」のボスキャラ。
元々の製作者はDr.コサックだけどワイリーに世界征服のために利用されているいから一応ワイリーナンバーズとなっている。
戦うために作られた純粋な戦闘用ロボット。
攻めるばかりのロボットと思いきや特殊武器の「スカルバリアー」はウッドマンが使う「リーフシールド」と違って飛ばすことができない防御専門のスキル。
僕の中ではゲームより漫画の有賀ヒトシ版のイメージが強い。
あまりにもスカルマンが強すぎるためにコサック博士に封印されていた逆恨みでカリンカ(コサック博士の娘で漫画版の方がタイプ)とロールちゃんを誘拐。
最終的にロックマンと死闘を繰り広げたけど実は復讐が目的じないお涙頂戴の展開は必見よ。
大胆にアレンジされているけど印象の強いキャラクターだ。
ファイアマン
ネット犯罪組織「WWW」所属の火野ケンイチが所有するネットナビで「初代エクゼ」の最初のボス。
見た目通り炎属性のキャラでヒノケン(火野ケンイチのこと)も熱い男。
物語では電子レンジに使われているプログラムを狙って修理屋に扮したヒノケンの手により電子レンジを暴走させて火災を起こした。
バトル自体は単調できちんと動きを読んで攻撃を当てればそこまで苦戦しない。
序盤から手に入る優秀なナビチップ
ナビチップとしては横一列に炎属性のファイアアームで攻撃してくれる。
「横一列」と言うシンプルだけどでクセも無く攻撃力も高い上、障害物も貫通してくれるからかなり優秀。
序盤はまだまだチップが少ないから火力不足に悩みがちになるけどファイアマンのナビチップはそれを補ってくれるポジションに位置するチップ。
名前は違うけど元ネタはファイヤーマンから
元になったデザインは「初代ロックマン」に登場するボスキャラ「ファイヤーマン」で元々は廃棄物処理用のロボットから来ている。
デザインはほぼ変わっていない、頭部や両手がバスターなど共通点が多いキャラ。
ストーンマン
ネット犯罪組織「WWW」所属する自立型ネットナビ。
「自立」と言っても言葉のほとんどが「ゴ」で話すが翻訳プログラムを使えば意思疎通はできる。
物語ではメトロラインのプログラムを岩で塞いで運営の妨害をしていた所をロックマンとバトルする展開になる。
体が大きくストーンマン自体は動かないけど左右の独立した腕を地面を叩き岩を降らせたりしてくる。
ただ基本的に動かないストーンマンは的になりやすく、攻撃パターンも把握しちゃえばこっちのもの。
エリアスチールと組み合わせれば効果絶大
ナビチップでは相手エリアにランダムに岩を落とす攻撃をする。
落とす岩の数はチップごとに違く
- 無印⇒3個
- V2⇒4個
- V3⇒5個
となっている。
単体で使うと運要素が強く出るけど相手のエリアを奪う「エリアスチール」のチップを使ってエリアを狭めれば岩が当たる確率がグッと上がるから「ストーンマン」と「エリアスチール」はセットで使うのがおすすめ。
アニメだと後述紹介するボンバーマンと一緒にN1グランプリ編で登場する。
元ネタはロックマン5のボス
元になったデザインは「ロックマン5」のボスキャラ。
体が岩石ででき元々は空中庭園攻略の際、足場となる高い山を占拠する目的で作られたロボット。
重そうな体をしているけどゲームでは高くジャンプしたり意外と身軽。
「エグゼ」のデザインとの共通点はグロックのような四角の模様ぐらいでほぼ別キャラ。
「エグゼ」のストーンマンは体がデカいしその場から動かないし。
アイスマン
水道局の職員・氷川清次が使用するネットナビ。
息子の氷川透がWWWに人質に取られ仕方なく水道局を襲撃しプログラムを凍結させた。
ゲーム版では父親の清次が、アニメでは息子の透の方が活躍が多い。
その上、透はゲーム版だとモブキャラだけどアニメはオリジナルデザイン。さらに熱斗くんたちと一緒に行動したりと活躍する機会が大幅にアップしている。
話をアイスマンに戻して。
アイスマンはロックマンのエリアにアイスキューブを設置し攻撃が届きにくくする。また十字に広がるフリーズボムで攻撃してくる。
このアイスキューブがかなり頑丈で貫通系、投擲系のチップを使うかキューブを破壊しないと行動も制限される。
可愛い見た目に反して割とえげつない、少なくともファイアマンやストーンマンより厄介なナビなのは間違いなし。
攻撃範囲の広い氷属性
ナビチップとしてはエリア全体に貫通する氷のタワーで攻撃する。
このチップの特徴はアイスマンチップを発動した位置から攻撃できること。
自身のエリアに侵入してきた敵にも当てることができるからかなり攻撃範囲が広い。
ただし威力はV3でも100と低いけど炎属性の敵なら2倍のダメージが与えられる。
元ネタは初代ロックマン
元になったデザインは「初代ロックマン」のボスキャラのアイスマンから来ている。
元々は南極大陸探査のために造られた寒冷地作業用のロボットで口から何でも凍らせる「アイススラッシャー」を飛ばしてくる。
外見はほぼ同じだけど「エグゼ」版の方が幼いキャラになっている。
エレキマン
WWWに所属するエレキ伯爵のネットナビ。
科学省が開いたパーティで発電所を占拠し空調設備をいじってみんなを窒息させようとしたところをロックマンとバトルする形になる。
最初はいくらダメージを与えても自信を雷に打たせてHPを回復しちゃうけど熱斗くんが発電機の電源を落としてくれたおかげでこれを阻止できる。
使いやすい雷攻撃
ナビチップとしては敵全体に落雷で攻撃する電気属性のチップ。
これといって特徴は無いけどシンプルに敵全体に攻撃してくれるからクセがなく使いやすい。
元々は発電用原子炉の制御作業をしていたロボット
元になったデザインは「初代ロックマン」に登場したエレキマン。
元々は発電用原子炉の制御作業をしていたロボット。
実はライト博士が作ったロボットの中で一番優秀なロボットでもある。
「エグゼ」との共通点は雷マークぐらいでほぼオリジナルのデザインに近いかな。
「エグゼ」のエレキマンも強いけどこっちのエクゼもかなり強敵。
特殊武器「サンダービーム」の威力は高いし動きも素早いから攻略法を見つけるまで苦労したよ。
ボンバーマン
ウラインターネットから繋がるWWWの本拠地へのアクセスポイントを守る自立型ネットナビ。つまりオペレーターがいない。
基本的に自分のエリアに爆弾を3つ設置しロックマンのいるエリアにその爆弾を蹴り飛ばしてくるスタイル。
この爆弾はしばらくすると爆発し十字に爆風が広がる(他作品のボンバーマンみたい・・・)。
この爆弾は蹴る前に壊すこともできるからそれを阻止することができる。
ちなみにボンバーマンはアニメにも登場しストーンマンとコンビを組んでN1グランプリに参加する。
ややクセのあるナビチップ
ナビチップとしては3マス前に爆弾を蹴り飛ばして十字に爆風が広がる攻撃をする。
3マス前の上、攻撃判定が十字とややクセがあるけど威力はV3だと160と高め。
元々は岩盤破壊用のロボット
元になったデザインは「初代ロックマン」に登場したボンバーマン。
元々は岩盤破壊用のロボットでガッツマンと同様開拓作業などで活躍していた。
動きは素早いく「エグゼ」のボンバーマンと違いこっちは素手で爆弾を投げてくる。
パターンを掴むまでちょっと戸惑ったけど弱点の特殊武器を当てればそこまで苦戦しなかったなー。
デザインの共通点は頭のモヒカン?ぐらいかな。
あと「エグゼ」だとボンバーマンは足で爆弾を押さえつけているけどオリジナルは手に爆弾を抱えているデザインが多い。
マジックマン
ネット犯罪組織「WWW」所属のマハ・ジャラマのナビ。
マジシャンの風貌通りにバトルになるとウイルスを2体召喚し「マジックファイア」の波状攻撃でロックマンを苦しめる。
マジックマン自身は動かないし攻撃も横一列の炎を出すだけだから大したことがないけど、召喚したウイルスがクモンペやメガリアなど地味に邪魔なるからそっちの処理が面倒な展開になる。
特にクモンペは雨雲でこっちのエリア移動を縛りをかけるから厄介な存在。
ちょっとネタバレになるけど実はロックマンをデリート寸前まで追い詰めた実力者なんだ。
ちなみにマハラジャはアニメ版だと他の仲間(ヒノケン、 エレキ伯爵)たちとカレー屋を営んでいる。
ナビチップは微妙
ナビチップとしては前方にマジックファイアの炎で攻撃するシンプルなチップ。
実は一定の確率で相手を即死させることもできるけど敵一体だけだし、攻撃力はV3で140と悪くはないけどって感じ。
元ネタはロックマン&フォルテじゃない
ロックマンシリーズのファンなら「これはロックマン&フォルテに登場したマジックマンが元ネタだな」っと思った人もいるかもしれないけど実は全く関係ない。
調べてみると当初は「ウィザードマン」という名の完全オリジナルナビとして出す予定だったけど後にナビチップとして出す場合に名前がチップに収まらないという理由から「マジックマン」に変更された経緯があるんだ。
この両者のデザインを見てみると「エグゼ」のマジックマンは呪いや悪魔を召喚するような術者のようなデザインに対し、「ロックマン&フォルテ」のマジックマンはトランプやシルクハットなどサーカスや手品師のデザインをしている。
ワイリー
かつてはロボット工学の第一人者だった人物。
ネットワーク研究者だった主人公の祖父、光正(ひかり だたし)と共に科学省で名を馳せていたが、科学省がネットワーク研究のほうへ注力する形になり最終的に科学省を追されたことに絶望し社会に復讐を決意しネット犯罪組織「WWW」を結成した経緯がある。
モデルはもちろんアルバート・W・ワイリー
モデルになったのはロックマンシリーズに登場する「アルバート・W・ワイリー」がモデルだ。
ロックマンを作ったライト博士とは腐れ縁でもありライバルでもある。
いわゆる世界征服をしょっちゅう計画するがそのたびにロックマンに阻止され土下座し牢屋に入れられるのがお決まりのパターン。
ライト博士のライバルであって腕は確かでいずれのボスも強敵でロックマンを苦しめていた。
ちなみにこのワイリーが作った傑作品が以下。
- フォルテ
- ゴスペル
- ゼロ
実は「ロックマンエックス」シリーズのエックスの先輩でもあり戦友でもあるゼロもこのワイリーが生んだ傑作品。
ただしどういう経緯で作成されたのかは不明。
「エックス4」でワイリーらしき人物がゼロに訴えかけていたようにロックマンを超えるようなロボット、トーマス博士を超えるために生み出されたと思うんだ。
結果的にはエックスと固い絆で結ばれたのはちょっと皮肉かな?。
外見は「エグゼ」とほぼそのまま踏襲している。
両者との悪の科学者の立ち位置はそのままだけど「ロックマン」シリーズに登場するワイリーはどこか憎めないコミカルな演出、特に漫画では手を組んだりする場面もあったけど「エグゼ」のワイリーは純粋に悪のポジションで主人公たちと対立する形になっている。
実は「エックス」シリーズ以外にも僕が大好きなタイトル「ロックマンDAS」Hシリーズ第一作目の「鋼の冒険心」にも登場している。
といっても今まで説明してきた科学者と違って物語の舞台となるカトルオックス島にある貸しボート小屋の主人としてだけどね。
言葉使いも乱暴じゃないし落ち着いた老紳士といったところ。
ファラオマン
ウラインターネットに潜んでいる隠しボス。
ストーリー上で直接ロックマンと絡むことはなく専用の演出やセリフもない。あるエリアに足を踏み込むといきなりバトルになる変わったボス。
ただしこのファラオマンに合うにはロックマンのレベルが70以上じゃないと出現してくれないシステムなので注意。
基本的にファラオマン自身が攻撃することはなく一番奥のエリアを上下に移動するぐらい(たまに地雷を仕掛けてくるけど)。
攻撃は棺桶型のオブジェがパカっと開いてレーザーやストーンキューブなど色々攻撃してくる。
この棺桶型のオブジェ、攻撃以外にも防御の役割もあって壊すことができないから地味にやりにくい。
もっとも棺桶は一個しか登場しないから攻撃パターンが把握できたらあとは的後ゲーム化するから苦戦はしない。
攻撃範囲の広いレーザー攻撃
ナビチップとしては自身のエリアの縦3列に棺桶を1つずつ置いて横一直線にレーザーを照射する攻撃をする。
エリア全体に攻撃できる範囲の広さが売りだけど攻撃力はV3でも140と控えめ。
このチップに限った話じゃないけど攻撃範囲の広いナビチップは「初代エグゼ」は多い(アイスマンやウッドマンなど)ので純粋に複数の敵を攻撃するだけならエレキマンV3(攻撃力150)のチップの方が個人的にはおすすめ。
元々はピラミッド探索用のロボット
元になったデザインは「ロックマン4」に登場するピラミッド探索用であったものをDr.ワイリーによって改造されたファラオマン。
といってもこっちのファラオマンは人型のツタンカーメンのようなデザインに対して「エグゼ」版は棺のようなデザインだから似ても似つかない。
このファラオマンはボスの中でも動きがかなり素早く、僕は弱点の特殊武器で応戦しないとクリアできなかったぐらい厄介なボス。
「ロックマン4」の中でロックバスターだけで倒すのが難しいボスは間違いなくこのファラオマンだと思っている。
シャドーマン
ウラインターネットに潜んでいる隠しボス。
ファラオマンと同じくストーリーで関わることもなくイベントやセリフもない。
ただしシャドーマンに合うにはデータライブラリが140以上埋まっていることが条件。
ある程度、やりこまないと出会う機会すらないレアキャラ。
シャドーマンは基本的に2体の分身を出現させて本体が手裏剣を3回ロックマンめがけて投げてくる攻撃をしてくる。
HPが表示されているのが本体で分身はロックバスターですぐに消せるから冷静になれば混乱することはない。
ただし分身をそのまま放置すると爆弾みたいな爆風が横一列に飛んで回避が難しくなるのですぐに対処することを推奨。
動きも忍者らしく素早いし個人的にはファラオマンより強い感覚がある。
ザコ戦ボス戦共に使えるナビチップ
ナビチップではシャドーマンが2体分身して敵めがけて手裏剣を3つ投げて攻撃するチップ。
手裏剣1つに攻撃判定があるため相手が1体の場合は3つ分のダメージが与えられる。
例えばシャドーマンV3の攻撃力が100で敵が1体の場合は300のダメージが与えられる。
逆に敵が3体の場合は1体に100のダメージを与えられる。
敵の数が多いザコ戦はもちろん、敵が1体のボス戦でも使える場面が多い優秀なナビチップ。
実は謎の多いシャドーマン
元になったデザインは「ロックマン3」に登場する忍者型のロボットだけど地球外文明によって作られたのをワイリーが改造したなど開発された経緯に謎の多いロボットみたい。
個人的にロックマンシリーズに登場するボスキャラの中でトップクラスで好きなのがシャドーマンなんだ。
ステージは忍者とは全然関係ないギミックがあったりBGMも全然和じゃないし。
ボス戦だとちょいちょいジャンプして近づいてシャドーブレードを飛ばしてくる厄介なキャラ。
フォルテ
ファラオマン、シャドーマンと同じくウラインターネットの隠しボスのフォルテ。
ロックマンのレベルが70以上かつ、データライブラリがドリームオーラ以外全て埋まっていないと出現しないまさに極めた人しか出会えないボスキャラだ。
隠しボスである以上、ロックマンとの絡みもなくイベントシーンもないけど「2」以降は物語にしっかり関わっていく形になる。
コウモリみたいなヘルメットに全身はほぼマントに覆われている放浪者のようなデザイン。
常に攻撃力100以下の攻撃は受け付けないドリームオーラを身にまとって両手から光弾を発射するがなかなか威力が高いため油断するとあっという間にゲームオーバーなるので要注意。
限定レアチップの名は伊達じゃない
フォルテを倒すと100以下の攻撃は通らない「ドリームオーラ」が手に入るけど「アドバンスドコレクション」では当時イベント限定で配信された「フォルテ」チップを使うことができるんだ。
当時の僕はまだ小学生だったし東京になんか行けなかったから泣く泣くコロコロコミックの情報だけでイメージしていただけど時が過ぎしまったけどまさか令和になって使う機会が訪れるとはね。
肝心の性能は自分が立っているエリアから攻撃力200の光弾を連射する。
威力も高い上に攻撃範囲も広く間違いなくナビチップの中でトップクラスの性能。
ロックマンのライバル
そんなフォルテのモデルになったのは「ロックマン7」から登場したフォルテがモデルになっている。
デザインはほぼオリジナルに沿って「エグゼ」風にアレンジされている感じ。特徴的なコウモリみたいな頭部も健在だし。
初登場時はフォルテについてよく分からない存在だったけど後にワイリーがロックマンに対抗するために作られたロボットだと判明する。
また「ロックマン&フォルテ」ではプレイアブルキャラに昇格してフォルテを操作することができる。
ロックマンと違いバスターが斜め上や斜め下などに向けられ連射も高くダッシュできたりなどロックマンと差別化されている。
下の写真は「ロックマン10」のフォルテだけど操作方法は「ロックマン&フォルテ」と同じ感覚で操作できる。
ゲームに限らず漫画でもロックマンとフォルテはライバルみたいな立ち位置だしこの2人はそういう宿命なのかもしれないね。
初代ロックマンエグゼは初代ロックマンからのデザインが多い
今回「初代ロックマンエグゼ」で登場するキャラやナビの元になったシリーズをまとめてみると以下のようになる。
シリーズ | 名前 |
初代ロックマン | ロックマン ロール ガッツマン ファイアマン アイスマン エレキマン ボンバーマン |
ロックマン2 | ウッドマン |
ロックマン3 | ブルース シャドーマン |
ロックマン4 | スカルマン ファラオマン |
ロックマン5 | ストーンマン |
ロックマン7 | フォルテ |
ロックマンダッシュシリーズ | 綾小路ヤイト グライド |
オリジナルデザイン | マジックマン |
最初に開発された「エグゼ」シリーズだけにモデルになったシリーズが一番多いのが「初代ロックマン」の7体、ロックマンやロールを除いても5体と一番多かった。
ナビチップも最初の「エグゼ」ということもあって後のシリーズほどの個性も少ないのが特徴だったね。
後のシリーズだと「ロックマンエックス」から登場するキャラやネットナビも存在するのでシリーズを重ねるごとにタイトルの垣根を越えて登場するのはイチファンとしてもうれしい限り。
次は「2」の元になったネットナビなどを紹介する予定なのでぜひまた来てみてほしい。
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元ネタ解説!【ロックマンエグゼ2】登場ナビを参考にしたロックマンシリーズは?
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元ネタ解説!【ロックマンエグゼ3】登場ナビ、キャラを参考にしたロックマンシリーズは?
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余談だけど最近購入した鷹岬諒氏の描いたエグゼ漫画が面白く、特に本編ではほとんど描かれなかった日常パートがメインの「ロックマンエグゼ NEW STORIES 2023」が面白かったからエグゼファンは要チェック!。