僕が「一番好きなゲームは何?」と聞かれたらまず上げるのが、
この「デビルメイクライ」。
初めてその存在を知ったのがCMを見た時、一目ぼれしたのを未だに覚えている。
「何だ、このかっこいいゲームは」っと第一印象がこれだった。
当時はPS2を持っていなかったので、なけなしのお小遣いでソフトとセットで買ってしまった。
その出会い以来、「5」まで遊んでしまったが、今回は、その初代「デビルメイクライ」の魅了を書きたいと思う。
これをきっかけに、一人でも多くのデビルファンが増えてほしいと思う。
デビルメイクライとは?
そもそもこのゲーム何?と思う方もいると思うのでざっくり説明すると悪魔を倒していくアクションゲームである。
元々はバイオ4を作る予定だったがホラーやアクション面などでやりすぎたらしく、オリジナルソフトとして開発された経緯がある(鬼武者もそうらしい)。
ストーリー
幼い頃に悪魔に母と兄を殺されたダンテ。いつか仇に合うために表向きは便利屋として営む。
しかしその裏では悪魔を狩る悪魔狩人として日々戦っている。
ある満月の夜、店にバイクに乗って突っ込んできた美女トリッシュと出会う。
会うなり初っ端から電撃を浴びせ蹴りを入れるは挙句の果てには、剣をぶっ刺され散々。
だが、ダンテは死ななかった。自身も悪魔の血、伝説の魔剣士スパーダの力がうけずいていた。
その力でバイクを放り込んだボディに銃弾を撃ち込み吹き飛ばした。
その力を試したかのようなセリフで2000年前に封印されていた魔帝ムンドゥスが復活しようとしていた。ダンテはトリッシュと一緒に悪魔が住んでいる島マレット等へ赴く。
これがおおまかなストーリー。
システム
アクションゲームのジャンルが微妙に違う。
シリーズを通してアクションゲームなのには変わりはないが少し呼び名が違く、今作は「スタイリッシュハードアクション」となっている。
特に、初代のアクションと最新作「5」を比べても全然違うアクションといっても過言ではない。
ランクという物が存在し画面の右上辺りに表示される。シリーズごとに表示される文字が違うがD~SSS(1,2はSまで)が存在し、D→C→B→A→S→SS→SSSと上がっていけばポイントが上がり悪魔を倒したときのレッドオーブ(これで技を覚えたり体力を増やしたりするアイテム)がたくさん落とす。
それゆえ、武器のクセ各々違うので把握しておかなければ単調なアクションになる。
初代は、比較的簡単な攻撃でも、それなりにスタイリッシュランクが上がるようになっている。
初代は武器をチェンジしたい時は、スタート画面に切り替え、武器を選択しなければならなかった。このやり方だとスピーディな切り替えができず当時はちょっとおっくうだった。
ダンテ
まず主人公のダンテ。シリーズを通してプレイした方は承知済みだと思うが、このダンテがまたいい。ざっくりだが下にまとめてみた。
・子供の頃に母親と兄を悪魔に殺された。
・皮肉屋で常にジョークを口にしている。
・悪魔のこと以外は無頓着。
・武器には大剣と二丁拳銃を持っている悪魔狩人。
・ピザが好き。
簡単にまとめるとこんな感じ。こうして改めて字にしてみるとけっこうハードな人生を送っている。
特に親と兄を殺されそのあとは小説版によると一人で生きて名前を変えて生きていたらしい。
その後いろいろあり事務所を立て生きている。
事務所の名前は「Devil May Cry」。
シリーズ1より前のストーリーの「3」ではまだ名前が決まってなかったが、エンディング後レディのセリフより思いついたらしい。
が、お金に興味がないのか金欠のようでついに「5」では電気、水道が止められた状態に陥っているのが確認された。
ただ、悪魔退治に対する信念は本物でたとえお金とは関係なくとは退治に行くらしい。
「4」のEDでも特に興味がなさそうな性格が聞ける(もらえるものはもらう的な)。
ちなみに好きな食べ物がピザとストロベリーパフェらしい。
ピザはシリーズ通してお馴染みの食べ物だが、初代では、トリッシュが事務所にバイクで突っ込んでくるときにちらっと見える。何味だろう?
ストロベリーパフェはアニメの設定らしい。
ちゃんと見たことはないが最初の話で店主らしき人に「注文は?」と聞かれ「ストロベリーサンデー」と注文していたし。
ちなみに「ベヨネッタ」に出てくる「ロダン」というバーテンダーのメニューにはストロベリーパフェがあるし。
キャラクターの説明欄でも確認できたし、初代のディレクターも見ていたのかな?
個人的に好きな武器
- アラストル・・・フォースエッジ(最初の武器)より全てにおいて勝っている。切るときに、剣に稲妻が帯びているのが、かっこいい。
- スパーダ・・・魔人かできない代わりに(一部ミッションでは使用可)攻撃力が高い。見た目もかっこいいが、スティンガーやラウンドトリップ(剣を投げる技)の時に形が鎌のように変わる。
魔人化する時の見た目は「スパーダ」がかっこいい。イフリートという炎を帯びた魔具があるが、その時、魔人化した際の技、「インフェルノ」の爽快感は半端ない。
個人的に好きな悪魔
・マリオネット
人形のような姿のマリオネット。最初に出会う悪魔。
天井から糸で操られているような傀儡。その動きが妙にリアルで怖かった。
・ファントム
巨大なクモの姿に溶岩でおおわれている。
最初のボスになるが、こいつを倒すのに苦労した。
弱点が頭と背中辺りしかないので攻撃が効かないのだ。
おかげで何回もゲームオーバーになった記憶がある。
名前もなぜ「ファントム」?
・ネロ・アンジェロ
一番好きなボス。
登場シーンもかっこいい。鏡からダンテ瓜二つに現れる所が。
見た目は黒い剣士。剣技がどこかダンテと似ている。
こいつも何回もゲームオーバーしてしまった。僕の中で鬼門のような存在。
その正体を知った時はショックだったけど・・・。
BGM
このゲームのBGMも結構好き。ロック色が強く、ゴシック感もある。
特に、お気に入りなのが以下。
・古城
ゴシック感の強い城と相性がいいと思った。
少し恐ろしく、幻想的な雰囲気。
・中ボス戦闘
シャドウなどの中ボス戦時のBGM。どこかサイレンが鳴っているような
危険を知らせる感じの曲。たまに聞きたくなる。
・ネロ・アンジェロ戦 (ULTRA VIOLET)
ここでもネロ・アンジェロ。最初に鏡から出てきて外にダンテが降り、
見上げるとネロ・アンジェロが剣を持ちながら両手を広げて(この時、カメラワークがぐるぐる回る)ダンテを襲う辺りのBGMがミソ。
イントロの静かなパイプオルガンと品のある剣士のような曲。
良かった所
アクションではダンテが悪魔を切り上げて(ハイタイム)銃弾を浴びせる姿がかっこいい。たしか、CMで見た記憶がある。
ある意味、このゲームの象徴のような攻撃の仕方。
アクション面では「2」はもっさりした感が否めず、「3」以降はスピーディーな操作を求められるが、初代はそれほど難しい操作は必要とせず、
かっこいい攻撃が可能なのが特徴。この歯ごたえは初代でしか味わえない。
魔人化した時の攻撃力の高さ体力の回復の速さ、魔人化専用の技が強さも初代独自。他のシリーズよりも強化されている印象がある。
割とすぐ、DTゲージがたまるので僕はDTゲージがたまり次第、積極的に魔人化していた。
アラストルは走るスピードが上がり、イフリートは破壊力があるので
積極的に使っていた。
ノーマル難易度クリア後のハードモード、ダンテマストダイモードが
えげつない。特に「ダンテマストダイ」は難しすぎた。
攻撃力などが上がるのは当然として、なんとデビルトリガーを発動させて飛躍的に能力が高まってしまう(攻撃してものけぞらないスーパーアーマー状態)という絶望的な難易度。最初のステージでもあっという間にゲームオーバーになってしまう。
だが、これらの難易度でクリアした特典は半端ない魅力あり。
ハード・・・「The Legendary Dark Knight」伝説の魔剣士モード
ダンテマストダイ・・・DTゲージが減らないスーパーダンテモード
個人的にはハードモードクリア時の特典が一番好き。
見た目も変わりオールバックに貴族のような姿。
武器も「閻魔刀」という日本刀のような剣(3以降のバージルの剣とは見た目が違う)。
銃もルーチェ&オンブラと見た目も少し違う(トリッシュが後に使っているのが2、4、5で確認できる)。性能は同じ。
魔人化もスパーダの姿になる。
人によっては難しいかも
基本的に、ノーマルでも難しい初見殺し。
敵によっては銃しか効かない物もいたり、慣れないうちは
苦戦するが、それらを乗り越えた時の達成感はツボになる。
何度もゲームオーバーして、相手の動きと弱点を覚えるしかない。
総評
2001年に発売されたこのゲーム、個人的にはアクションゲームの中でも、シリーズでも№1と言っても過言ではないと思っている。
ダンテが魅力的なのはもちろん、城の雰囲気やBGMも最高。
悪魔たちも個性的で、どちらかというと「悪魔」というようり「モンスター」に近いかもしれないので妙にリアルな悪魔もいる。
しかも、テーマソングにはL'Arc~en~Cielのドラマー、yukihiroさんによる「ring the noise」を出していたりと、まさに自分にとっては最高。
今ならps4やニンテンドースイッチでも、シリーズがセットになっているのがあるのでまだ、遊んだことがない方はぜひ、プレイしてほしい。