ゲーム メガテン3 真・女神転生

【真・女神転生3REMASTER】世界観とレビュー

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去年発売された「真・女神転生III NOCTURNE HD REMASTER」。
PS2版も遊んだことがあったので、購入しようか悩んだけど「ライドウ」しかでないものだと思っていたけどその後の情報でマニアクス版も有料だけどダウンロードできるようだったので即予約した。

久しぶりに遊んでみたけどやっぱり面白い。
けど、やはり不満点もある。PS2時代から感じていたものがこのリマスター版でも反映されていたのでその辺りをレビューしようと思う。

※一部ネタばれアリ

大まかなストーリー

東京に住む主人公はクラスメイトの千明といっしょに新宿病院に入院している裕子先生の所へお見舞いへ向かう。主人公はその道中に代々木公園へ聖(ヒジリ)と出会い「月刊妖」というオカルト雑誌をくれる。この雑誌には先生が入院している病院について悪いうわさが記されていた。
病院へ合流した3人は先生を探す途中で氷川に出合うがその時、裕子先生が現れことなき終える。

裕子先生が「屋上へ来てほしい」と言われその道中、金髪の子供と老婆に出会うが、2人はすぐに消えてしまった・・・。

先生が主人公に色々説明するが理解ができなかった(初見ではたぶん理解できないかも)。
その後、世界が壊滅し「東京受胎」が行われてしまった。

暗闇の中、病院で出会った金髪の子供と老婆に「マガタマ」を埋め込まれ子供にこうつぶやいた「これで君も悪魔だ」。

目が覚めると主人公は悪魔になっていた。全全身をタトゥーで覆われた姿になって・・・。

外に出ると「カグツチ」と呼ばれる発行体が浮いてる世界、「ボルテクス界」へ東京は変わってしまった。

友人や先生を求めて世界を旅が始まった。

これが大まかなストーリー。
色々気になるワードが出てきたと思うけどそれはこの後説明する。



登場人物

ここからはこのゲームの登場人物を紹介しようと思う。

主人公

名前は任意で決められる。通称「人修羅」。
首筋に角のようなものがニョキっとでていて全身タトゥーが走っている。
コトワリをもたない半人半魔だが、道中の会話の選択によってその後の結末が大きく変わる存在。

新田 勇(にった いさむ)

主人公の同級生。オシャレなファッションを着た今どきの学生。
彼もボルテクス界の生き残った人間の一人。
最初は先生の安否を心配する描写が描かれていたが次第に誰も助けてくれない環境に絶望し、最終的には「頼れるのは自分だけ」という「個」を優先するコトワリ、「ムスビ」を作る。

橘 千明(たちばな ちあき)

同じく主人公の同級生。ちょっと勝気でプライドが高い女性。
主人公が最初に接触できた人間でもあるが、少し会話をしただけでいっよに行動はせず一人で先生たちを探しに行ってしまった。後にこの性格が力による支配という分かりやすいコトワリ「ヨスガ」に目覚める。

高尾 祐子(たかお ゆうこ)

主人公たちの担任。氷川いわく「創世の巫女」と呼ばれていた。
東京壊滅後の世界でも主人公にアドバイスをしていたりしていたが、自由の神「アラディア」を宿していたが氷川が言うには「偽物の神」らしい。ある意味ではいいように使われただけかもしれない。

氷川

「サイバース・コミュニケーション」という通信大手企業に勤めるチーフ。
全てのきっかけはこの男が「東京受胎」を起こしたのが始まり。
世界は静寂でいいというある意味、究極の秩序のコトワリ「シジマ」を目指している。

ヒジリ

オカルト雑誌「月刊妖」のライター。
「東京受胎」後の最初に合った人間。
その後も主人公のサポートやアドバイスをしてくれる。



金髪の子供と老婆

喪服のような黒い服を着ている2人組。主人公を悪魔にした張本人。
子供が直接主人公にしゃべることはなく、隣の老婆にひそひそ話をして老婆が説明する形。

車椅子の老紳士と喪服の女性

アマラ深界の住む老紳士と、どこか裕子先生をイメージさせる喪服の女性。
メノラー奪還を依頼した人物でもある。

ダンテ

「デビルメイクライ」シリーズよりゲスト出演。存在を忘れかけた時に登場する。
見た目は「2」の衣装だが中身、話し方などは「1」に近い。
セリフもシリーズファンはニヤリとしてしまう言葉が聞ける。
使ってくる技も「リベリオン」や「ラウンドトリップ」などファンにはたまらない技がふんだんに用意されている。登場シーンやBGMもシリーズファン必見。

これを観たかったためにPS2のマニアクスを買ったといっても過言ではない。
リマスター版はボイスありで「貫通」スキルあり。

葛葉 ライドウ、ゴウト(業斗 童子)

「デビルサマナー 葛葉ライドウ 対 超力兵団」の主人公。
このゲームの存在は知ってはいたがやったことがないのでよく分からない。
演出やBGM、スキルはダンテと差し替えになっている。

基本的にライドウがしゃべることはなく、ゴウトがほとんどしゃべっている。

システム

ここからは基本的なシステムの紹介。

プレスターンバトル

画面の右上にアイコンがあり、相手の弱点を突けばもう一度行動でき、逆に相手にとって有利(無効、反射などの耐性)の場合はアイコンが減ってしまうこと。
このシステムは敵、味方問わず存在するルールなのでボス戦はもちろん、通常の戦闘でも相手がどういった技を使ってくるか正確に把握しておかないとあっという間に全滅することも珍しくない。
しかも主人公は基本的に耐性がない。仲間にした悪魔は複数の耐性がある場合が多いが、主人公は基本的に一つの耐性しかないこの辺りは「マガタマ」で説明する。

また、主人公がやられると他の仲間が生き残っていてもゲームオーバーになるので難易度は他のRPGより高め。それゆえスリルのあるバトルが期待できる。

マガタマ

装備品のようなもの。
これを選択することで、パラメーターが上がったり、耐性が変わり、レベルを上げることでスキルを得られる。このゲームは主人公を死なせないゲームなのでこの耐性は重要なので慎重に選ぶ必要がある。

マガタマの名前も色々な意味があるようなので、その辺りはまた別の機会に記事にしようと思う。

悪魔合体

邪教の館で仲魔になった悪魔を合体できるシステムで、シリーズではお馴染みらしい(僕はデビルチルドレンはやった事はあるので知ってはいた)。
カグツチの輝きの強さによって生まれる悪魔が変わる場合がある。

悪魔全書

同じく邪教の館で使えるシステム。
既に仲魔になった悪魔が登録されていて、マッカ(お金)を払うことで召喚できる。

用語

ここからは今まで出てきた用語をざっくりと説明。
長くなりそうな用語は後日記事する予定。

東京受胎

今の世界を破壊して新しい世界を創造すること。
受胎」は胎児を宿す意味もあるので「東京に新しい世界観を宿して生む」と解釈している。

このゲームのキャッチコピー「東京が死んで僕が生まれた」とあるように、この僕が主人公のことと、東京のことを意味していると思っている。

ボルテクス界

東京受胎後の新しい世界のこと。
この世界に中央にカグツチが浮かんでいる。

砂漠がほとんど覆われ、人類はほぼ存在しない世界。
建物は崩壊しているものもあれば、まだ残っている街も存在する(新宿や浅草など)。
街並みは変わらないが人間の代わりに悪魔が存在するイメージ。

ただ場所によっては秩序もあるようでルールがあったり、マッカで商品を買ったりとどこか人間を思わせる悪魔も存在する。

カグツチ

ボルテクス界の中央に浮かんでいる球体状の発行体。時間の経過によって満ち欠けを繰り返す。
現実世界でいうと太陽のような存在。
この満ち欠けによってバトルでの逃走率などに影響が与え、悪魔合体にも影響がでる。
ただし、合体事故という予期せぬ悪魔が誕生する可能性も上がる。

この世界ではコトワリを持つものがカグツチの所にたどり着くことでそのルール、思想を適用できるので皆ここを目指して争っているのだ。

コトワリ

各々の思想のようなもの。
「理」と書いてことわりと呼ぶが、意味としては「道理」や「道筋」のこと。

このコトワリをカグツチのもとへたどり着くことで、その思想を世界中に適用できる。
作中のコトワリは以下。

  • ムスビ・・・個人主義
  • ヨスガ・・・弱肉強食
  • シジマ・・・何もしない静寂世界

いずれかのコトワリを選んだかによってエンディングが変わるが、それ以外でもエンディングが変わる。

  • 裕子先生エンド・・・元の日常に戻る
  • 悪魔エンド・・・すべてのコトワリ、裕子先生の考えも否定した思想。
            混沌の世界荒れ果ては砂漠が存在する世界
  • アマラ深界エンド・・・アマラ深界の最終部までたどり着くことは生まれる世界。
               真のラスボスを倒すことで、真の敵に向けて大勢の悪魔を引き連れ
               て歩く姿は必見。

個人的にはアマラ深界エンドが好き。



アマラ深界

マガツヒが流れる道の最深部の世界でダンジョンのような構造。
ある程度、先に進むにはメノラーが必要になる。

マガツヒ

精神エネルギーのようなもの。悪魔はこれを摂取することで力を得ることができるらしい。
特に人間からは良質なマガツヒが取れる。

メノラー

車椅子の老紳士から奪還を依頼される燭台。
ストーリーを進めることで魔人から奪還でき、アマラ深界の奥へ進むことができる。

魔人

調べてみると「魔人」はシリーズではお馴染みの存在らしい。
僕はこの作品でしか存在を知らなかったので詳しくは分からない。

外見が共通しているのは、顔が死を連想させ骸骨になっているところ。
また、弱点は存在せず、倒しずらいが「死兆石」というアイテムを邪心の館で消費することで仲魔にできる。いずれも、「破魔、呪殺、バットステータス無効」と優秀な耐性を持っているので心強い。
僕の場合、最終的に自分のパーティーはすべて魔人だった。

ちなみにダンテも魔人。
ここについては後日、深掘りする予定。

良かったところ

ここからは、このゲームの良かったところをまとめてみた。

緊張感のあるバトル

システムでも説明した通り、プレスターンバトルの特徴ゆえにボス戦以外の通常バトルでもゲームオーバーする可能性が十分ある。
なぜなら初期の主人公は弱いから。
スキルが乏しいというより耐性が限られるため、油断すると主人公がやられてしまうからだ。
しかも敵によってはプレスターンのアイコン(画面右上のアイコン)を増やす技を使う悪魔もいるので
基本的に敵が有利な場面が多いHPもけた違いに多いし。

それゆえに、ちゃんとした戦略や仲魔を集めるのが必然になる。
「ここのエリアはどういった技を使ってくるか?」、「この敵にはこの技が効果的だ」といったように
何が効いて何が効かないかを見極める観察力が試される。

このシステムは「デジタル・デビルサーガ―」や「ペリソナ5」にも採用されたシステムなのでいわばこのゲームが元祖なのでこれらを遊んだことがある方でも遊びごたえ十分あり。

耳に残るBGM

基本的にゲームで使われているBGMはすべて好きである。
ちょっと仏教っぽいというか和風の感じもするので。
特に好きなのがダンテ戦のBGM.
戦闘曲がダンテっぽく戦いを煽る感じが好き。初登場の高所から飛び降りるシーンとBGMが特に。

魅力的な悪魔

金子一馬さんが描く独特のデザインも好きだけど、その悪魔が人間っぽい所も魅力的。
人間みたいに商売をしていたり、バーでお酒を飲んでいたり、人間がいなくなった街に悪魔が日常に溶け込む違和感が結構ハマっている。

スキル継承が楽になった

PS2時代は、ランダムでスキルが選択されていたが、リマスター版はアップデートで改善され、好きなスキルを任意で選べるようになった。
ランダムは目的のスキルがくるまで根気よく〇、×ボタンを交互に押していたので、これはかなりいい。

イマイチな所

ここからはう~んと思った所をまとめてみた。

主人公の存在感

平凡な高校生が崩壊した東京で悪魔になった世界を一人旅する物語。
基本的にこの主人公がしゃべることはない。ある意味では他人に流されるまま行動している描写がある。見方によってはいいように使われている感じもする(勇や先生などほぼ全員に)。
主人公が「何を感じて何を思うか」は主人公からは伝わらず、このゲームを遊んでいるプレイヤーに託される。その感情がエンディングに大きく左右される。

無口ということはプレイヤーが主人公になった気分で遊べるところがいい所かもしれないけど、結局、主人公自信がどうしたかったの描写がないのでその感情が読みずらい。
誰のために、何のために旅をするのか?目的が分かりづらい。

パズルが難しい

ストーリーを進めると、アサクサエリアでパズルゲームができ、これをクリアするとマガタマが手に入る。マガタマをコンプリートするには必須のイベントだがこれが難しい。

パズルが難しいこともあるけど、全20ステージと多すぎ。
しかも、途中でセーブもできないので、一度やめてしまうともう一度初めからやり直しになる。
集中力が欠けている時はやめておいた方がいい。

案内がない

PS2時代のゲームあるあるかもしれないけど、次に何をすればいいかの案内がない。
例えばマップにここに行くようなサインもないので登場人物のセリフをちゃんと聞いておかないといけない。

僕の場合、久しぶりに遊ぼうと思って起動してみたが、今、自分が何をしていたか忘れているためテンパる。何週もしていればある程度セリフなどで読み取れることはできるが、リマスター版でもこれはしっかりと引き継がれている。

総評

PS2のシステムをほとんど引き継いで移植した作品なので遊びづらい所もあるけど、自分好みの悪魔を作成、育成できたりとやりごたえは十分ある。
ちょっと難しそうなら難易度を簡単にした「MERCIFUL」もあるので楽しめると思う。

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